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看護師の自己PRには何を書く?書き方やテーマ、例文を紹介
9 months ago

「看護師の自己PRには何を書けばいいか分からない…」と悩む方もいるでしょう。看護師の自己PR欄はテーマとエピソードを決めて、3部構成でまとめると分かりやすい文章になります。この記事では、看護師の自己PRの書き方について4ステップに分けて解説しています。看護師の自己PRにおすすめのテーマや例文も紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
看護師の自己PRの書き方4ステップ
看護師の履歴書には、採用者が応募者の性格や人柄、熱意を評価するために、自己PR欄が設けられていることがあります。普段、自己PRを求められる機会はあまりないため、どのように書けばよいか分からないという方もいるでしょう。
ここでは、自己PRの書き方について4つのステップに分けて紹介します。
1.自己PRのテーマを決める
まずは、自分のどのような点についてPRするのか、テーマを決めましょう。自分自身の長所や強みについて把握している方は、その中からテーマを一つ選ぶのがおすすめです。何を書けば良いか分からない方は、自分の経験や背景から考えるとテーマが見つかりやすくなります。後述するテーマと例文も参考にすると良いでしょう。
また、応募先の医療機関の特徴に合わせてテーマを決めるという方法もあります。急性期病院への就職であれば、スピード感や向上心の高さ、慢性期・回復期病棟への就職であれば、傾聴力をテーマにするといった決め方です。
2.テーマの根拠となるエピソードを選ぶ
取り上げるテーマが決まったら、テーマに説得力を持たせるために根拠となるエピソードを書くようにします。テーマがなかなか決まらない方は、先に取り上げたいエピソードから考えても良いでしょう。
看護師として勤務する中での具体的なエピソードがおすすめですが、私生活や学生時代のエピソードでも構いません。
3.自己PRの内容をどう活かせるのか考える
自己PRではテーマと根拠を述べるだけでなく、経験や強みを業務にどのように活かせるのかを述べるようにしましょう。自分が応募先に勤務したら、どのように活躍できるのかビジョンを述べると、熱意が伝わる自己PRになります。
4.3部構成で文章をまとめる
書く内容がまとまったら、前述してきた3ステップの順に3部構成で文章をまとめると分かりやすい文章になります。
最初に、「私の強みは協調性がある点です。」「私はリーダーシップを発揮して人をまとめるのが得意です。」というように短文で結論を述べます。直後に、テーマの根拠となるエピソードを記載しましょう。あまり長くなり過ぎないよう、簡潔にまとめるのが理想です。最後に、今後のビジョンを述べて締めます。
看護師の自己PRのテーマと例文
ここでは看護師の自己PRのテーマ一覧と、テーマ別の例文を紹介します。
経験年数・役職
経験年数や役職経験に着目した自己PRのテーマの例は、以下のとおりです。
- 新卒
- 第二新卒
- チームリーダー経験有
- 管理職・師長経験有
- ブランク有
リーダーや役職に就いた経験がある看護師は、自己PRのテーマにするのがおすすめです。
新卒看護師の自己PR例文
私のアピールポイントは、粘り強く努力ができる点です。
私は高校時代、楽器未経験で吹奏楽部に入部しました。私はトランペット担当となり、音が出ないところからのスタートだったため、コンクールで優勝を目指す部全体のレベルに自分のレベルは程遠く、辞めたいと思ったこともありました。ですが、合奏でソロパートを吹く先輩に憧れ、毎日、朝練開始前や部活の練習が終わった後、時間の許す限り自主練を行いました。その結果、2年生の冬のコンクールで、ソロパート担当に抜擢され、コンクールでも優秀賞を頂きました。この出来事で自分自身の成長を感じられ、努力することの大切さ・素晴らしさを学びました。
貴院での勤務も初めて経験することばかりとなりますが、この粘り強さを活かして早く先輩方に追いつけるよう努力していきたいと考えております。
新卒の方は勤務経験に関するエピソードが書けないため、自分が頑張ったことに対するエピソードからテーマを導くと書きやすくなります。部活動や習い事、ボランティア活動などの経験からアピールできることを探してみましょう。
ブランクのある看護師の自己PR例文
私は出産・子育てで6年ほど臨床を離れておりましたが、その合間にも看護師としての知識やスキルが落ちてしまわないよう、勉強を進めておりました。
子育ての合間に専門書を読んだり、セミナーに参加したりしながら、復職に向けて準備をしておりました。この度、貴院の求人に応募するにあたり、復職支援研修に参加して手技スキルの再取得も行っております。
今後も仕事と子育てを両立しながら知識やスキルのアップデートも行い、看護師としてより活躍できるように精進していきたいと考えております。
ブランクが生じた理由は、できれば書いた方が良いでしょう。ブランクがあっても今後どのように頑張りたいかという意欲や、ブランクの間に努力したことがあればPRポイントとして記載できます。
施設・部署
看護師として今まで経験してきた施設や部署に着目した自己PRのテーマは、以下のとおりです。
- 急性期
- 慢性期・回復期
- 救急・ICU
- クリニック
- 介護施設・訪問看護
看護師は施設の種類によって身に付くスキルが変わってきます。自分が経験した職場ならではの強みをみつけてみましょう。
急性期病院(病棟)にいた看護師の自己PR例文
私は急性期病院にて5年間勤務した中で、冷静に迅速な対応ができるようになりました。
勤務していた病棟では急変や緊急入院が多く、なかには命の危機に瀕している患者の対応をすることも珍しくありませんでした。慣れないうちは慌ててしまうこともありましたが、経験を重ねるうちに、何をすればよいかすぐに判断できるようになりました。夜勤中で人員が少ないときに、緊急対応で自分が指揮を執る場面もありました。
貴院でもこのスキルを活かし、どのような状況でも冷静・迅速・正確に対応できる看護師として活躍したいと考えております。
急性期病院では、高い医療スキルやスピード感が求められ、幅広い症例のケアを経験できるという特徴もあります。勤務の中で学んだことから、アピールできるポイントをエピソードとともに探すのがおすすめです。
クリニックにいた看護師の自己PR例文
私は新卒で入職した急性期病院からクリニックに転職し、4年間勤務しました。クリニックでは診療補助から受付業務まで様々な業務を経験し、急性期病院にいた時よりも柔軟性やコミュニケーション能力が身に付いたと感じております。
人員が少ないクリニックでは、スタッフ間のコミュニケーションがより必要でした。勤務していたクリニックは来院患者が多かったこともあり、仕事中もスタッフ間で声掛けを行い、仕事がスムーズに進むように助け合いながら勤務しておりました。また、患者は高齢者が多かったため、世間話も交えながらコミュニケーションを取り、継続して来院してもらえるような雰囲気づくりを心がけました。
貴院でもクリニックで身に付けた柔軟性やコミュニケーション能力を活かして、患者に寄り添った看護を提供したいです。
クリニックでは地域に寄り添ったケアにより、病院よりも患者との距離感が近く、職員が少人数のため、幅広い業務が経験できるという特徴があります。
性格・長所
性格や長所に着目した自己PRのテーマは、以下のとおりです。
- 協調性
- 責任感
- コミュニケーション能力
- 向上心
- 観察力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 主体性
- 体力
自己PRとして取り上げるエピソードから先に決めたという方は、自分のどのような性格・長所に当てはまるか考えると、テーマがみえてきます。
責任感をテーマにした看護師の自己PR例文
私のアピールポイントは責任感です。
前職では急性期病院で勤務しており、何が起きても対応できるよう、患者の入れ替わりが激しい中でも受け持ち以外の患者についても状況を把握して仕事に臨んでいました。得意でない手技や初めて経験するケアもすぐに先輩にやってもらうのではなく、見てもらいながらまずは自分で最後まで行うことで、自分のスキルにできました。責任感が認められ、入職5年目には病棟内のチームリーダーに抜擢されました。リーダーになってからは相談事や悩みがないかチームのメンバーへ積極的に声掛けを行い、メンバーがスムーズに仕事ができるよう行動してきました。
貴院でもこの責任感を活かし、患者からも同僚からも安心して仕事を任せてもらえるような看護師として活躍したいと思っています。
性格や長所に触れるときは、根拠となるエピソードについてやや多めに書くと、説得力のある文章になります。
観察力・傾聴力をテーマにした看護師の自己PR例文
私は、観察力と傾聴力に自信があります。
前職は回復期病棟で、自宅退院に向けて治療やリハビリを頑張る患者のサポートをしておりました。入院期間が長くなってくると、「自宅へ帰れるのか」「リハビリを続けても回復するのか」と不安を感じる患者が多くなってきます。そこで私は、ラウンドの時に患者の表情を注意深く観察し、悩みや不安があれば話してもらうようにしていました。忙しいときでも丁寧に最後まで傾聴することで、「少し気が軽くなった」「また話を聞いてほしい」と患者が笑顔を見せてくれたり、より積極的にリハビリに取り組むようになったりしたこともありました。
今後も以前の経験で培った観察力と傾聴力を活かし、患者に寄り添った温かいケアを提供できる看護師として活躍したいです。
上記のように、一つのエピソードに数点アピールポイントがある場合は並列して書いても良いでしょう。ただし、あまりポイントが多いと何を伝えたいのかがぼやけた文章になってしまうため、ポイントは2個程度に絞るのがおすすめです。
看護師の自己PRを書くときの注意点
看護師の自己PRを書くときの注意点についても解説します。
ネガティブな表現を使わない
自己PRだけでなく、履歴書全体に当てはまる注意点ですが、文章内にネガティブな表現を使わないようにしましょう。特に、前職での経験をエピソードとして書くときは、注意が必要です。履歴書に記載する内容は、担当者に「この人と一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるような内容・表現にする必要があります。ネガティブな言葉を使用すると、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまい、印象が悪くなることもあるでしょう。
例文をそのまま引用しない
Webサイトや本に書いている例文を、そのまま引用するのはやめましょう。自分にテーマやエピソードが当てはまる例文であっても、自分の言葉で書いていない文章は分かってしまうものです。必ず一から自分の言葉で書くようにしましょう。
面接での受け答えも考えておく
履歴書に書いてあることは、基本的に面接で深掘りされるため、改めて「自己PRしてください」と言われることもあります。面接で自己PRを求められた際に、口頭で話す内容も考えておきましょう。
話す内容は履歴書に書いた自己PRと同じ内容でOKです。ここで履歴書に書いたことと全く違うことを話すと、「一貫性がない」と評価されてしまうことも。自己PRを深堀りされたときに答えられるように対策しておくのがおすすめです。
看護師の自己PRはテーマを決めて3部構成にまとめて書こう
- 看護師の自己PRを書くときは、まず何をアピールするかテーマを決める
- 看護師の自己PRはテーマに沿ったエピソードを沿えて今後のビションを述べて締める
- 看護師の自己PRを書くときは、ネガティブな表現を使わないように注意する
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