お役立ち情報
独自の技術やサービスで、現場の安心・安全、業務負担軽減に貢献する企業
7 months ago
本記事では、患者さん・利用者さんの離院を防止する装置を提供する企業や、現場の業務負担軽減につながる動画制作サービスを実施している企業を紹介します。
どの企業も、独自の技術やサービスで、患者さんや利用者さんへの安心安全を提供し、医療・介護の現場の負担を軽減する取り組みに注力していることが特徴です。
本記事を一読することで、現場で活かせるサービスや製品にめぐり会えるかもしれません。
株式会社キャトルプラン
株式会社キャトルプランは、防犯カメラや防犯ゲートといった防犯製品の提案・販売を通じ、顧客の悩みを解決に導く企業です。「お客様、仕入先様とともに成長する。近江商人の三方良しから学ぶ」を企業理念に掲げ、顧客に安心と安全なサービスを提供できるよう努めています。
離院・離脱・徘徊を防ぐ「離院防止システム」
病院や介護施設、高齢者向け住宅などで働く方の中には、患者さんや利用者さんの離院、離脱、徘徊に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同社では、上記のようなお悩みを解消する離院防止システムを提供しています。
同社の離院防止システムの特徴は、医療機器・精密機器への影響が少ない特小無線を使用していること。大規模な工事が不要で、設置箇所を選ばないため、どこにでも導入できます。
特筆すべきは、施設ごとに最適なシステムを提供していること。同社では、顧客のお悩みや予算、離院が多い部屋や棟、対象の人数などをヒアリングし、実際に現場を訪問して出入り口の数や施設内の広さを確認したうえで、その施設に最適なシステムを提案・提供しています。
導入事例
とある病院では、帰宅願望のある患者さんの無断離棟を防ぐために、同製品を導入したそうです。
今までは、患者さんの自室でセンサーマットを使用しながら行動を見守ったり、ストレッチャーなどで通過スペースを狭くしたりと、無断離棟を防ぐために多様な対策を行っていました。
しかし、たまにセンサーマットが反応せず、患者さんが廊下に出たことに気づけない場合がある、ストレッチャーが歩行器や車椅子を使用している患者さんの通行を妨げているなどの問題が浮上。改善を図るべく最適な製品を検討していたところ、同製品にたどり着いたそうです。
導入後は、帰宅願望のある患者さんの手首にバンドを装着。エレベーター前と連絡通路にセンサーが設置されており、患者さんに動きがあればセンサー反応があるため、スタッフの少ない夜勤時でナースステーションを離れているときも気づきやすく、離棟を未然に防げるようになったといいます。
そのほかの導入事例は、以下のとおりです。
- 産婦人科医院、病棟での無断徘徊検知、赤ちゃんの連れ去り防止対策
- 帰宅願望が強い認知症患者さんの無断外出防止
- 病院の外部者の侵入対策 など
離院、離脱、徘徊が発生すると、捜索や対応に多大な労力と費用がかかります。万が一事故につながってしまった場合、施設側の責任問題に発展してしまうため、それらを未然に防ぐためにも万全の対策が必要です。
同製品は、そのようなお悩みを解決に導く強い味方となるでしょう。気になる方はぜひ、同製品を参考にしてみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
株式会社キャトルプラン
離院防止システム
株式会社きづくネットワーク
株式会社きづくネットワークは、企業や組織が継続・成長できる仕組みづくりを支援している企業です。
同社のミッションは、「日々の気付きや取り組みを、引き継げる『資産』に変え、継続成長を支援する」。創業時より積み上げてきた多様なノウハウを用いて、企業や組織の「良い取り組みを」、後々まで引き継いでいける資産に変えるための支援を実施してます。
同社の主な事業の一つに、コンテンツ動画の制作事業があります。オリエンテーションや各種マニュアル、ガイド、教育コンテンツなど、情報を正確に伝える必要があるケース、案内頻度が多いケースに用いられる動画を制作していることが特徴です。
これまで研修事業で培ってきた「分かりやすく伝えるノウハウ」を活かし、動きの多い動画やクリエイティブ性を求めた動画ではなく、シンプルで分かりやすい動画の提供に努めています。
動画制作時には、既存の資料や画像、映像などを活用して、工数や負担、費用を大幅に削減。制作後の追加・修正にも柔軟に対応するなど、納品後も継続的にサポートを行っていることも、同サービスの魅力の一つといえるでしょう。
DX推進で負担軽減「入院案内動画」制作サービス
入院案内といえば、パンフレットなどの資料を用いて、患者さんやご家族に口頭で説明するのが一般的かと思います。
しかし、説明の仕方は人によってさまざま。「説明するスピードが早くて聞き取れない」「説明の内容が分かりづらい」などの理由から、患者さんやご家族から何度も問い合わせを受け、再度説明をするといったケースもあるのではないでしょうか。
病院側としても、入院案内は同じ内容を患者さん毎に一人30分ほどかけて説明する必要があります。説明に時間を取られてしまうため、ほかの患者さんの待ち時間が増えてしまい、クレームにつながることもあるかもしれません。
そのような場合に活用できるのが、入院案内動画制作サービスです。
同社では、病院のDX推進の一環として入院案内動画を制作しています。必要書類の書き方や入院生活に関する案内に加え、周術期などの患者さん・ご家族向けの各種案内やオリエンテーション、限度額適用認定の利用案内などの動画制作にも対応。同じことを伝える必要のあるオリエンテーションの負担軽減を図れるほか、患者さんやご家族への安心の提供、病院への信頼感の醸成、入院案内時の説明時間、病院への問い合わせ削減も期待できます。
主な活用事例は、以下のとおりです。
- タブレットに保存し、病院内で案内時に視聴してもらう
- ホームページやYouTubeにアップロードし、ご家族に視聴してもらう
- 患者様向け案内資料にQRコードで掲載し、あとで視聴してもらう
特徴やメリット
同社の入院案内動画制作サービスの特徴とメリットは以下のとおりです。
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低工数、低価格、短納期
同社では原則撮影を行っておらず、あらかじめ用意している画像イメージやナレーションのテンプレートを組み合わせ、動画を制作しています。制作後、クライアントの医療機関に内容を確認してもらい、病院の画像や実態に合わせたナレーションを作成・修正。この方法をとることで、コンテンツの制作が低工数、低価格、短納期で進められます。 -
患者さんやご家族にとって分かりやすい視点で制作
同社では案内動画について、見栄えではなく分かりやすさを重視しています。患者さんやご家族にしっかり理解してもらうため、あえて動きを少なくし、イメージとポイント記載、音声でサポートという形式で動画を制作しています。
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看護師の業務効率と生産性、病院サービスの質の向上が見込める
口頭による説明の場合、人によって説明の内容が違う、伝え漏れが出る、言った言わないの水掛け論になるなど、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
動画サービスを導入すると、上記のトラブルを未然に防げることはもちろん、案内時間の短縮につながる、動画を見てもらっている間に別の作業に取りかかれるなど、病院にとっても患者さんにとってもメリットがあると考えられます。 -
患者さん、ご家族も安心できる
案内動画を動画投稿サイトに共有することで、好きなときに何度でも動画を見返すことが可能です。患者さまが一度聞いた内容をうまく伝えられない場合に発生する、ご家族からの問い合わせも削減できるでしょう。
同サービスは病院だけでなく、介護施設や保育園、幼稚園などにも対応可能。入居者や入園児の保護者向けの案内動画制作も行っています。「誰が見ても分かりやすい案内方法はないかしら」と検討中の方は、ぜひ同製品を参考にしてみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
株式会社きづくネットワーク
「入院案内動画」制作サービス
株式会社ソフトシーデーシー
株式会社ソフトシーデーシーは、「ソフトウェアを通してより明るい未来社会を創造することを常に考えます。」をテーマに掲げ、顧客のニーズに則した多様なシステムを開発する企業です。
同社が心がけているのは、顧客の要望や困りごとなどを分析し、システムに反映すること。多様な製品や部品、ソフトウェアを組み合わせ、それぞれの顧客に最適なシステムを開発しています。
脳の調子を計測するシステム「きらきら星脳活計®」
「きらきら星脳活計®」は、同社と宇都宮大学工学研究科の青木恭太元准教授による共同研究で開発された、脳の健康状態を測定できる装置です。画面に表示される例示動作をまねする手の動きを詳細に計測・分析し、脳の運動調節機能などがどの程度動作しているかを評価します。
製品の名前は、測定時の手の動作に由来します。
子どもの頃より慣れ親しまれている「きらきら星」の手の動きは、回内・回外運動といって、実は日常生活において最も複雑かつ困難な運動の1つだそうです。
同製品は、運動の滑らかさが脳の調子を反映することに着目。きらきら星の動きによる両手手指の動作の滑らかさを計測し、脳の調子や活性状況を測定します。
さらに、脳の調子の低下の一因ともいわれる「血流の停滞」も計測可能です。そのため、自覚症状のない初期段階の脳卒中などの検知が期待されており、発症を未然に防止する研究も行われています。
同製品の計測結果が期待される用途は以下のとおりです。
- 認知症予防や軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)のスクリーニング検査(特許取得済)
- パーキンソン病の病状判定(特許出願済)
- 高齢者の体調管理
- リハビリの回復度チェック
- ドライバーの就労前検査
- 発達障害の予兆チェック
- 従業員の健康管理
- セルフ健康診断
使用方法と特徴
装置の画面の前に手をかざし、画面に映し出される手本に合わせ、手のひらの回転を15回繰り返します。脳に器質的な異常がある、疲労や脳虚血などがある場合、同製品で計測した脳活動量の点数が低くなります。血圧計のように毎日利用することで、日々、脳の細かい変化に気づけるのが特徴です。
同製品の特徴は以下のとおりです。
- 幅広い世代で利用可能
子どもから高齢者まで、幅広い年齢層の利用に対応しています。 - 安全に計測できる
機器の装着など不要です。装置の前に手をかざすだけなので、非侵襲で安全に測ることができます。 - 15秒で計測完了
時間も手間もかけず計測が可能です。 - さまざまな施設、企業などで導入実績あり
薬局やドラッグストア、病院の待合室、自治体や役場、デイサービス施設、健康イベントなど、健康意識の高い方が集まる場所で利用されています。
軽度認知障害は、早期に対応することで改善や治癒が見込めます。しかし、診断には専門医の診断やPET検査などが必要で、かつ手間と費用もかかるため、この段階で医療機関にかかる方が少ないのが現状です。
同製品は、MCIの可能性を手軽に検出できます。事前スクリーニングに用いることで、MCIの早期発見につながるだけでなく、MCI検査による医療現場の負担軽減も図れるでしょう。
非装置かつ非侵襲で気軽に脳の状態を確認できる同製品。患者さんや利用者さんも毎日利用しやすく、病気の早期発見・早期治療につなげられるかもしれません。
※「きらきら星脳活計」は、株式会社ソフトシーデーシーの商標登録です。
■詳細情報
株式会社ソフトシーデーシー
きらきら星脳活計®
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