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現役の臨床医が設立!紹介業務の課題を解決するシステムを提供する企業
8 months ago
本記事では、紹介業務の課題を解決するシステムを開発・提供する企業を紹介します。
医療業務の中でも特に効率化が進んでいないとされる紹介業務。紹介状の作成だけでなく、紹介先医療機関との調整や患者さんへの説明などの付随業務が発生するため、非常に時間がかかります。さらに、パソコンで作成した文書を印刷し押印したり、紹介先に郵送・FAXしたりと紙業務が残ることも、非効率な理由の1つと考えられます。
「紹介業務をもっと簡単にできないか」「外来診療を効率化したい」と考えている医療従事者にとって、本記事は目的達成の一助となるでしょう。
株式会社M-INT
株式会社M-INT(ミント)は、より良い医療体験の創出を目指し、医療インフラの最適化を図るべく邁進している企業です。「医療が誰の手からも零れ落ちない未来」というビジョンを掲げ、医療機関の業務効率化を支援する地域医療連携サービス「M-INT」を提供しています。
代表取締役の藤尾氏は、現在も臨床医として活躍する現役の医師です。
年々逼迫する「医療の現場を構造から変えたい」という思いから、今ある医療資源の有効活用を目指しながら、医療従事者の業務がより効率化することを目的に事業を展開しています。
株式会社M-INT
M-INTが提供する地域医療連携システム「M-INT」は、患者紹介業務の課題を解決すべく開発されました。
医療業務の中でも特に「大きくDX推進が遅れている」とされるのが患者紹介業務。忙しい外来業務の合間を縫って、診療情報提供書(紹介状)を作成から印刷、封かんまでを手作業で行わねばならず、また医師や看護師・事務スタッフにとって現場の業務フローがイレギュラーに変更され予定外の時間を取られる、その間患者さんは待ち時間が大幅に増えるなど、「多くの医師が不満を抱える業務」といわれています。
また、昨今の医療現場では、超高齢社会のもと慢性疾患や疾病を複数抱える患者さんの受診頻度の増加、複数の医療機関を受診する患者さんが増えるなど、高齢者向け医療の比重が大きくなっているのが現状です。
その結果、「重複した検査が行われる」「同じような問診をされる」など、医療業務の非効率性も浮き彫りに。先に紹介した患者紹介業務も、高齢者の場合はさらに確認事項が増えるため、医療現場の負担がさらに増大します。
同システムは、「医療機関情報のデータベース化」と「診療情報提供書のDX」をかけ合わせることを実現。医療機関がそれぞれ持つ専門性まで登録されたデータベースを活用すれば、目の前の患者さんにピッタリの医療を一発検索できます。
また、これまで患者さんを待たせながら1件あたり20~30分程度かかっていた診療情報提供書(紹介状)の作成時間を大幅にカット。ワンクリックで先方医療機関に送信でき、患者さんの待ち時間が発生せず、外来時間終了後にじっくりと作成することも可能です。
同製品の主な特徴は、以下のとおりです。
-
患者さんに最適の医療が見つかる
医療機関名や症状などのキーワード検索で、その分野に特化した医療機関をすぐに探せます(特許取得済)。 -
外来を待たせない
診療情報提供書(紹介状)はシステムを通じて先方に共有されるため、診療後や合間時間に落ち着いて作成できるほか、作成した診療情報提供書(紹介状)を印刷して患者さんに渡す手間がかかりません。 -
ペーパーレスで効率化
脱紙、脱ハンコで紹介業務を効率化・経費削減できます。HPKIカードに対応しており、電子カルテで作成した診療情報提供書(紹介状)を共有することも可能です。(※一部外部端末を使用する必要があります) -
ワンクリックで受診案内票(デジタルリーフレット)を発行(特許取得済)
紹介先の情報をまとめた受診案内票をワンクリックで出力できます。患者さんへの手渡しで、受診までの説明がさらに簡単になります。 -
スムーズな情報連携
診療情報提供書(紹介状)を受領すると通知が届くため、事前に院内のオペレーションや検査の準備ができるのもうれしいポイントです。 -
特別な機材、工事は不要
インターネット環境とパソコンがあれば使用可能です。複数端末での利用にも対応しており、「受診案内票の印刷と説明はスタッフにお願いする」など業務効率化が図れるでしょう。
お客さまの声
同製品のユーザーの声は、以下のとおりです。
- 同製品でつながる医療機関との距離感が近くなり、連携も良くなった
- 紹介先の情報が1ページにまとまっていて、すぐに印刷して患者さんに渡せるので、案内が効率的になった
- 目の前で診療情報提供書(紹介状)を完成させる必要がなく、患者さんを待たせず診療に集中できる
- コピペや検査画像のアップロードで、効率的に紹介状を作成できるので助かる
- 紹介先医療機関の得意領域や専門性などを、一発で検索できる点がうれしい
高齢化の進行などもあり、国内における医療需要は年々増加していると考えられます。その一方で、医療従事者の置かれる状況は年々厳しさを増しており、医療業務の効率化は喫緊の課題であるといえるでしょう。同システムを導入することで、現場の業務効率化を推進できるほか、患者さんに対応する時間の創出にもつながりそうです。
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