まとめ

高齢者の生きがいにつながる、介護現場で注目されている活動を紹介

介護職・ヘルパー2 months ago

超高齢社会の今、豊かに生きるために求められているのは高齢者のQOL向上です。心身ともに健康であることが、豊かな社会創出につながると期待されており、高齢者の生きがいを見出す活動に注目が集まっています。
本記事で紹介するのは、介護・医療現場に笑顔が増える取り組み。指先に彩りを添える福祉ネイル、生涯歩ける足のためのフットケア、心に活力を与えるフラワーセラピーです。
これらの活動を通して、学びを深めてみてはいかがでしょうか。

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リズネイル

「指先から暮らしを豊かにする」というビジョンを掲げている LIS nail(リズネイル)。
福祉・教育・美容という3つの視点から、個々のライフスタイルに合うサービスの提供に努めているネイルサロンです。

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▲画像提供:リズネイル


同サロンでは、実店舗サロンの運営をはじめ、福祉ネイルの訪問サービス、福祉ネイリストを目指す方のためのスクール(佐賀みやき校)を開校。日本保健福祉ネイリスト協会認定の資格取得のサポートを行っています。

病院や福祉施設に訪問「福祉ネイル」

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▲画像提供:リズネイル


指先に色を添えるだけで気分が華やかになるおしゃれネイルは、近年、介護の現場でも注目を集めています。
理由は、ネイルをすることでストレスホルモンが減少したり、前向きな気持ちや行動につながったりすることが期待されているためです。この利点が高齢者のQOLの向上に結びつくと考えられ、福祉施設や病院などへのネイルサービスの需要が高まっています。

福祉ネイルの特徴は、高齢者に寄り添ったネイルケアを施すこと。体調や体力面に配慮し、なるべく短時間で行う必要がある点でしょう。また、換気を十分に行い、道具は使い捨てを使用するといった衛生面への配慮を心がけることも福祉ネイルを行ううえでの大事なポイントです。
高齢者向けのネイルサービスでは、ファッション性よりもQOLの維持向上や介護予防、認知症ケアなどへの効果に期待が寄せられています。認知症ケアにおいては、施術中の触れ合いや、目線、会話といった動作が心を落ち着かせるとされ、福祉ネイルへの可能性はさらに広がりつつあるようです。

福祉施設や病院で過ごす高齢者にとって、日常生活に彩りを添えるためのイベントごとも欠かせません。
そこで、同サロンでは、ステキな時間を提供するべく福祉ネイルの訪問サービスを展開。福祉施設や病院などへ実施する出張ネイルサービスと、依頼者のご自宅へ定期的に訪問・見守りを行うサービスの2つを提供し、多くの方々のQOL向上に尽力しています。

ネイルスクール

同サロンでは、福祉ネイリスト育成のためのスクールとして、「日本保健福祉ネイリスト協会認定 佐賀みやき校」を設けています。
同校では、福祉ネイリストの技術習得に加え、高齢者特有の心理や障がい者福祉に関すること、接客に欠かせない接遇マナーの知識など広域に学ぶことが可能です。
認定資格を取得したのち、病院や福祉施設へ訪問する福祉ネイリストとして活動できます。

また、同校の魅力は、職業も年齢も問わずどなたでも受講できること。子育て中の方も資格取得を目指せるようサポート体制も万全です。
介護・医療分野に役立つ「福祉ネイル」に興味をお持ちの方は、ぜひ日本保健福祉ネイリスト協会認定資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
リズネイル
福祉ネイル

一般社団法人 フットヘルパー協会

「いつまでも自分の足でどこまでも」という理念を掲げ、フットヘルパーの普及に努めている一般社団法人 フットヘルパー協会。フットヘルパーの育成をはじめ、普及のためのセミナー開催や地域活動、イベントへの出展、学術研究会への参加など、広域に活動しています。

同法人が目標としているのは、「生涯歩ける足づくり」です。
第二の心臓ともいわれる足のためにできることとして、日常生活のなかにフットケアを取り入れる提案を行っています。そのためには、正しいフットケアの知識・技術と、安心して任せられるヘルパーの存在が欠かせません。フットヘルパーの普及活動を通じて、介護現場におけるフットケアの重要性も学ぶことができるでしょう。

基礎から実践まで総合的に学べる「フットヘルパー基礎講座」

フットヘルパー基礎講座では、フットケアの基礎知識から実践、技術に関することまで学べます。
座学と実技の受講時間は各10時間です。

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▲画像提供:一般社団法人 フットヘルパー協会


基礎講座カリキュラム(座学)は、以下6つの項目で構成されています。
1.フットケアとは
2.介護とフットケア
3.フットケアをはじめてみよう
4.フットケアの手順
5.簡単なセルフケアの方法
6.フットケアを広めよう

実技では、経験豊富な講師が指導を担当。相モデルや演習用フットを用いた練習を行うほか、実際に高齢者の足を観察したり、実技実習を行ったりといった実践的な学びも得られます。
座学はオンライン講座にも対応しており、地域の認定講師による実技との組み合わせで受講することも可能です。少人数制で個々の状況に合わせて日程を調整できるため、本職が忙しい介護士さんや看護師さんも自身のタイミングに合わせて受講をスタートしやすいでしょう。

介護施設や病院などでフットケアのエキスパートとして活動したい方は、フットヘルパー基礎講座の受講をご検討ください。

受講者の声

同講座は、介護士や看護師、リハビリスタッフなどさまざまな職種の方が受講しており、フットケアを学ぼうと思ったきっかけも多種多様です。
受講生からは、以下のような声が届いています。

■受講のきっかけ
・爪切りの正しい知識を身につけたいと思った
・施設の利用者さんに爪切りをしてあげたいけれど、自信がなかった
・患者さんの足のトラブルをなんとかしたいと思い、プロを目指すことを決めた

■受講後の感想
・丁寧な指導を受けたことで、実践でどんどん身についていった
・ニッパーを使ってどんな爪にも対応できるようになった
・利用者さんに喜ばれ、自分自身の喜びにもつながった

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▲画像提供:一般社団法人 フットヘルパー協会


介護予防のためのフットケアでは、爪や皮膚の役割・構造についての理解はもちろん、足の疾患や病変への気づきなど、あらゆる足の状態を把握することが大事です。
講座受講後には正しい知識と技術が身につき、介護・医療現場で自信を持ってフットケアを提供できるようになるでしょう。

■詳細情報
一般社団法人 フットヘルパー協会
フットヘルパー基礎講座

特定非営利活動法人 IATH

特定非営利活動法人 IATH(イアス)は、花の芸術療法「フラワーハートセラピー」によるセラピーワークの活動を行っている団体です。フラワーハートセラピスト養成講座を開講し、「こころの癒しの専門家」であるセラピストの育成にも注力しています。
また、同法人では、被災地へセラピストを派遣し、花の癒やしを活かした心のケアを行うとともに、継続的な仮設住宅への訪問など、自然災害へのボランティア活動にも尽力中です。

本記事では、介護士の学びにもつながるセラピスト養成講座と、介護現場で注目されているセラピーワークの活動についてご紹介します。

お花を使った心理セラピー「フラワーハートセラピスト養成講座」

フラワーハートセラピーとは、生花を使った芸術療法で、心身のケアを試みる心理セラピーです。
フラワーセラピーの特徴は、五感を使うことで脳を刺激し、活性化させる効果があること。
心身のバランスを整えるだけでなく、心を癒やし、生活に彩りを添えてくれるなど、さまざまなメリットがあるとされています。
また、フラワーセラピーは認知症予防やQOLの向上に効果が期待できるとされており、介護の現場においても注目を集めています。

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▲画像提供:特定非営利活動法人 IATH


そこで、フラワーセラピーに興味がある方におすすめなのが、IATHオリジナル教材とワーク体験から学ぶ「フラワーハートセラピスト養成講座」です。
色彩心理やアロマテラピー、アレンジメントからセラピーの心理学まで幅広く習得。ワーク体験では、花のワークをはじめ、アートセラピーやロールプレイなどさまざまな体験を重ねて理解を深めていくことが可能です。

なお、同講座では、フラワーセラピーの初級から上級レベルまで段階を経て習得できる3つのコースを展開しています。

ベーシックコース

フラワーハートセラピーを楽しみながら体験できる初心者向けのコースです。
花と色の心理学や、花のアロマ、テーマ別セラピーに関することなど、セラピストになるための基礎を学びます。

セラピストコース

基本と基礎がしっかりと身につくコースです。
フラワーハートセラピストのための心理学や色彩心理、カウンセリング技法など、全10単元のメニューから学びを深めることが可能です。
修了試験後、セラピストとして活動できる「2級フラワーハートセラピスト」の認定資格を取得できます。

ステップアップコース

「1級フラワーハートセラピスト」の認定資格を得られるコースです。
セラピストコースで基礎知識と技術を習得したのち、各5つのステップアップコースにて所定のトレーニングを積み、確かな実践力を身につけていきます。
認定資格取得後には、イベントやボランティアへの参加など、マルチに活動することが可能。さらに、フラワーハートセラピストとして培った経験をもとに、企画・立案分野に携わるIATHのトップセラピストとして活動する道も目指せます。

生花に触れて学ぶ同講座は、”花の癒やしの可能性”を実際に体験できる貴重な時間となることでしょう。
認知症予防や高齢者のQOL向上に効果があるとされるフラワーセラピーに興味がある介護士さんは、同講座で心理学への学びを深めてみてはいかがでしょうか。

高齢者のためのフラワーハートセラピー「はなばす号」

フラワーハートセラピー「はなばす号」では、フラワーハートセラピストが季節のお花を持って高齢者施設へ訪問するセラピーワークの活動を行っています。
生花によるフラワーアレンジメントを通して参加者たちの心を癒やし、元気にすることを目的とした活動です。

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▲画像提供:特定非営利活動法人 IATH


訪問先の施設では、「お花で元気に!いきいきライフ」をテーマとした約1時間のセラピーワークを開催しています。
セラピーワークの注目ポイントは、作品を褒め合うことで”心の栄養”を育む「ストローク交換」というプログラムが組まれていることです。
ストローク交換ではまず、セラピストが参加者全員の作品をお一人ずつ紹介します。それに対し、参加者が互いに「あなたの作品もすてきね」「とてもいい感じね」といった声かけを行うというものです。この際に湧き起こる拍手や感嘆、自然と笑顔がこぼれる瞬間は、まさに同ワークの魅力ポイントといえるでしょう。実際に導入している施設からは、「回を重ねるごとに参加者の表情が豊かになる」といった喜びの声が多数届いています。
生花に触れて思い思いにフラワーアレンジメントを作るひとときは、施設利用者のリフレッシュに最適なうえ、施設全体の活気にもつながることでしょう。

「フラワーハートセラピーで輝く姿が、全ての人のHappyの環の輝きの起点になれば…」という思いを載せて走り続けるはなばす号。日々のボランティア活動の記録はホームページにて発信されています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

■詳細情報
特定非営利活動法人IATH
はなばす号
ボランティア活動

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