まとめ

医療・介護現場へ安心と安全を提供!業務効率化も叶える3つの製品

介護職・ヘルパー正看護師3 months ago

医療・介護現場ではマニュアルや状況が常に刷新され、より安全・安心な製品が求められるようになりました。医療福祉従事者と患者さん・利用者さんの双方にとって一助となる製品の開発が急がれています。

そこで本記事では、現場に役立つ製品に注目しました。ご紹介するのは、感染対策をはじめコストや労力の削減も叶える「医療用自動おしぼり機」、排泄ケア問題を解消する「自動排泄処理装置」、ヒヤリハットを未然防止できる「酸素ボンベアラーム」の3製品です。
安心・安全を実現できるこれらの製品は、医療・介護業界に携わる人々の心を軽くするだけでなく、業務効率化による身体的な負担軽減も叶えます。

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アルゴグローバル株式会社

日本から世界へとビジネス展開を図るアルゴグローバル株式会社。ギリシャ神話に登場する「アルゴ船」から名付けた社名に想いを込め、グローバル企業として飛躍できるよう注力している企業です。

同社が手がける主な事業は、健康機器や医療機器に関連する製品の輸出入・販売を行っています。
健康機器関連では、家庭用フィットネスマシンやストレッチ・エクササイズ製品など、気軽に導入できる自宅用・業務用のトレーニング機器を多数販売。医療向け製品では、医療・介護現場で広く活用されている医療用自動おしぼり機を取り扱っています。

コストや労力を削減できる医療用自動おしぼり機「FIND」

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▲画像提供:アルゴグローバル株式会社


個別で一人ひとりにおしぼりを用意するのは手間もコストもかかり、職員の業務時間に少なからず影響を及ぼします。『この一手間を省けたら…』そんな思いから誕生したのが、自動でおしぼりを作成する次世代医療用ディスポーザブル清拭機「FIND(ファインド)」です。

2005年3月に改定された感染対策マニュアル(厚生労働省より)では、使い捨てタイプのおしぼりの使用を推奨されました。2013年3月にはさらに改定され、ウェットティッシュタイプのおしぼりの使用が望ましいと周知されたのです。
そのような背景により、医療・介護現場では使い捨ておしぼりの需要が急増。近年では感染症防止の一環として自動おしぼり機の導入を検討する施設も増えてきましたが、使い捨て製品のデメリット部分でもあるコスト面において、導入に二の足を踏む施設も少なくありません。

しかし、実際は布おしぼりを準備するよりも使い捨てタイプのほうが作業時間とコストを大幅に削減できます。その理由として、「洗う」「乾かす」「巻く」という布おしぼり特有の作業量の多さが挙げられるでしょう。それにともなう職員の業務負担と光熱費のコストを軽減できると考えると、使い捨ておしぼり機を導入するメリットは大きいといえるのではないでしょうか。
ひいては、本来の看護・介護業務に専念できる環境構築にもつながるなど、さらなるメリットも得られます。

特徴と機能

同製品の特徴は、コスト面や労力を大幅に削減できることです。さらに、毎回、清潔なおしぼりを提供できることも魅力ポイント。消毒剤やアルコールなども使用されていないため、臭いもなく皮膚がかぶれる心配もありません。
また、使用されている除菌・抗菌液の主成分は大豆から抽出したアミノ酸です。おしぼりを温める際に使用するタンクは、自然にやさしいバイオプラスチックを使用したもの。水を温める機器は100%ステンレス素材でできています。
高い抗菌性能で安心・安全に使用できることから、医療・介護現場では、患者さんや利用者さんの清拭(身体拭き)の際に使われるケースが多いようです。

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▲画像提供:アルゴグローバル株式会社


同製品の主な機能として、以下の6点が挙げられます。

  • 連続取り出し(1本~最大50本)
  • 温度調整(60度~95度)
  • 長さ調整(20cm~35cm)
  • 湿り気調整(水分量の微調整機能)
  • ロック機能(1本のみ設定)
  • 警告機能(タオル・水切れをお知らせ)

これらの細かな機能により、用途に沿った使い方を実現できます。
操作パネルは本体の正面にあり、ワンタッチで簡単に理想のおしぼりを作り出すことが可能です。また、同製品本体はコンセントがあればどこでも設置できるコンパクトサイズなので、希望する場所への設置も検討しやすいでしょう。

実際に導入した施設からは、「使い捨てで常に清潔なおしぼりを提供できる」「職員の手間を大幅に削減できた」と喜びの声が届いています。
要望どおりの理想的なおしぼりを作成できる「FIND」。看護師や介護士の業務負担軽減に最適な製品です。

■詳細情報
アルゴグローバル株式会社
医療用自動おしぼり機「FIND」

株式会社プロモート

2012年に宮城県仙台市に設立された株式会社プロモート。医療・介護現場の一助となる製品開発に取り組む企業です。看護師や介護士の人手不足に相反して増加する高齢者数。その現状を踏まえ、介護者と要介護者の双方にとって役に立つような製品開発に注力し続けています。

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▲画像提供:株式会社プロモート


そんな同社では、医療・介護現場の排泄ケア問題に向き合い、画期的な製品を開発しました。本記事では、現場のニーズから製品化が実現した自動排泄処理装置をご紹介します。

自動排泄処理装置「マインレット爽」

マインレット爽は、通常の紙おむつのように、身体に直接着用するタイプの製品です。
特徴的なのは、センサーが内蔵された「排泄物カップ」を専用の紙おむつにセットして使う仕様であること。排尿・排便時にセンサーが感知し、おむつ内の排泄物を自動的にマインレット本体に吸引するという仕組みになっています。
吸引後には、自動温水洗浄でお尻をやさしく洗い流し、乾燥までしっかりと行うので、排泄後のニオイも気になりません。
使用イメージは、「おむつの中にシャワー付きトイレがある感じ」とのこと。即時に排泄処理を行えるため、利用者さんが不快な思いをすることもありません。

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▲画像提供:株式会社プロモート


排泄のタイミングは人それぞれ違うのはもちろん、日々の時間もまちまちです。予測不能であるため、排泄ケアが遅れてしまうケースもあるでしょう。
排泄ケアの対応が遅くなると、感染症のリスクやスキントラブルにも注意が必要になります。要介護者にとって肉体的・精神的な負担が大きくなるばかりか、職員の業務量も増え、さらなる人手不足に陥る可能性もあるでしょう。

そんな双方の懸念点を解消するために開発されたのが、自動排泄処理装置「マインレット爽」です。
同製品は、要介護度4~5の方や障がいがある方、神経難病の方など、排泄介助を必要とする方向けに誕生しました。

さまざまな利用効果に期待!

マインレット爽は、介護ロボットとして介護施設への導入効果実証試験が2020年に実施されました。内容は、直接業務への効果と、ケア自体の質への効果について。この実証試験により、業務時間の削減やケアの質の向上が見られたそうです。

直接業務への効果

実証実験で比較されたのは、導入前と導入後についてです。
排泄1回あたりにかかる業務時間は、導入前で5.5分だったのに対し、導入後は10.5分と5分増加しています。しかし、1日あたりにかかる排泄ケアの回数は7.2回分減少したことから、結果として1日の業務時間を大きく削減することができました。
1日あたりの排泄ケアの業務時間は、導入前と比較すると29.8分も減少させることができたのです。
直接業務だけで約30分の時間短縮を実現できたということは、排泄ケアに付随する介助業務や雑務を含めると、全体的な業務改善につながることが想定されます。
人材不足の現場に同製品が導入されれば、期待以上の効果を得られるでしょう。

ケアの質への効果

排泄ケアでは、ニオイの問題も大きな課題でした。
しかし、同製品は全自動ですぐに排泄物を吸引するため、排泄中であってもニオイが居室に充満することはありません。そのため、消臭対策の手間を省けることも大きなポイントです。
また、夜間の頻尿や脱肛の排泄対応など、ケアの回数が多いケースでは特に、ケアの質を担保する効果が期待できました。
排泄のたびに吸引と乾燥まで行うため、利用者さんの皮膚状態を良好に保つことができるといった効果もあったそうです。

対応回数の多いおむつ交換による業務負担は思った以上に大きなものです。
その負担を軽減できれば、精神面・肉体面だけでなく、経済的な負担軽減にもつながります。
さまざまな問題を解消する排泄支援ロボットの存在は、医療・介護の現場で介助にあたる看護師や介護士の心にゆとりを与えることでしょう。
マインレット爽の親しみやすいレトロなフォルムにもきっと癒やされること間違いなしです。

■詳細情報
株式会社プロモート
マインレット爽

山形酸素株式会社

1956年9月に設立された山形酸素株式会社。「人・夢・エネルギーの調和」を目指し、家庭・法人向けサービスの提供に注力しています。
家庭向けサービスでは、プロパンガス(LP)の供給をメインに事業を展開。そのほかに、ガスコンロや給湯器といった住まいの機器、環境・省エネ機器など、安心・安全・便利な製品を数多く提供しています。
法人向けサービスでは、一般高圧ガスや業務用プロパンガスのほか、医療用ガスの供給にも対応。山形県内陸部の各所に営業拠点を置き、緊急時にも対応できる体制づくりにも取り組んでいます。

本記事では、医療ガスをより安全に使用できるよう開発された補助装置、酸素ボンベアラームに注目してご紹介します。

酸素ボンベアラーム「OX-ALM」

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▲画像提供:山形酸素株式会社


酸素ボンベを必要とする患者さんにとっては、ボンベが命綱。残量がゼロになってしまうと低酸素状態に陥ってしまい、非常に危険とされています。
過去に、酸素残量の確認不足や開栓の未確認により、患者さんに悪影響を及ぼした事例があり、日本医療機能評価機構では全国の医療機関へ事故の再発防止を喚起する報告書が作成されました(2019年1月および2020年11月)。
どんな職種においても、確認作業は欠かせない業務の一つです。医療現場では特に人命がかかっていることもあり、医療を安全に提供するうえで重要な業務でもあります。
2重チェック体制をとっていたとしても、人的ミスは起こるべくして起こってしまうもの。しかし、未然防止策を講じることはできます。

そこで、現場で働く医療従事者の声をもとに開発されたのが、同社の酸素ボンベアラーム「OX-ALM」です。
酸素ボンベ内のガスの残量が低下したことを知らせる補助装置は、医療・福祉の現場の一助となっています。

現場へ導入した際の3つのメリット

医療・介護の現場に導入することで、以下3つのメリットが得られます。

酸素残量“ゼロ” リスク回避

同装置は、酸素ボンベの交換目安として、酸素残量が3.5±1.5MPaの範囲で検出。範囲に達した場合に、アラーム音とLED点滅で通知する仕様となっています。

酸素残量確認作業の効率化

酸素残量が低下する前は緑色点灯の状態なので、遠くからでも一目で確認することが可能です。ボンベ内の酸素が少なくなってくると、赤色点滅とともに警告音でお知らせする仕組みになっています。
耳聴確認が可能となることで、離れた場所にいる場合でも酸素残量を把握できるようになるのが利点。また、従来行っていた圧力ゲージの目視確認の頻度も減らせるため、業務効率化を図れます。

小型でシンプルな取り扱い

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▲画像提供:山形酸素株式会社


装置は小型サイズで、既存レギュレータでの使用が可能。ダイヤル式、フロート式どちらにも装着でき、取り付けた状態のまま移動することもできます。
装置本体は単4の乾電池2本で駆動する仕組みです。連続使用は85時間と十分な駆動時間を実現。1日平均30分の使用例で、約170日稼働できます。

補助装置を付けることで、これまで起こっていた「開閉バルブの明け忘れ」「ボンベの交換忘れ」といった人的ミスを未然に防ぐことができます。
同製品は、医療事故の防止にもつながる画期的な製品といえるでしょう。

■詳細情報
山形酸素株式会社
酸素ボンベアラーム「OX-ALM」

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