仕事内容・働き方

検診センターとは?仕事内容や向いている人の特徴を紹介!

正看護師仕事内容4 months ago

「検診センターではどのような仕事をするの?」
そのような疑問を持つ方もいるでしょう。検診センターではがん検診や心臓検診など、特定の疾患に対する検査が行われ、看護師は検査補助などを行うのが仕事です。この記事では、検診センターでの仕事内容や向いている人の特徴について紹介します。検診・健診・人間ドックの違いについても触れていますので、検診・健診センターに興味がある人はぜひご覧ください。

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検診センターとは

検診センターは、病気の早期発見や健康維持を目的とし、全身の健康状態の検査や、特定の疾患や臓器に特化した検査を行う施設です。

検診センターは病院に併設されている施設と、独立施設に分かれます。病院併設の検診センターは、疾患が見つかった場合そのまま併設の病院で診療を受けられ、スムーズに治療を開始できるという特徴があります。独立施設は検査に特化した施設になっているため、大人数の検査を一日に実施できる場合が多く、受診者は予約を取りやすいという点が特徴です。また、検診センターの中には学校や企業に出向いて検査を行う「巡回健診(検診)」を行っている施設もあります。

施設名称について、「検診」と「健診」と2種類の表記が見られますが、業務としては健診と検診の両方を行っている施設が多いようです。それぞれの意味については次項で紹介します。

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検診・健診・人間ドックの違い

検診センターや健康診断関連の言葉として、「検診」「健診」「人間ドック」という名称がよく使われますが、違いがよく分からないという人もいるかもしれません。ここでは、それぞれの名称の意味について解説します。センターによっては検診・健診・人間ドックすべてを行っている施設もあるので、違いについて理解しておきましょう。

検診とは

検診とは「がん検診」や「婦人科検診」など、調べる病気や臓器に特化した検査のことです。病気の早期発見を目的として行われ、健診のオプションとして行われることが多くなっています。そのため、施設名称に「検診」とだけ付いていても、実際には健診をメインに行う施設が一般的です。

健診とは

健診とは「健康診断」の略で、全身の健康状態のチェックを目的とした検査のことです。企業に勤めている人に向けて行われる定期健康診断(定期健診)や学校での健診、歯科健診などが健診に含まれます。生活習慣病を予防するため、40〜74歳を対象に年1回の受診が義務付けられている「特定健診」も健診の種類の一つです。
健診の多くは労働安全衛生法により実施が義務付けられており、労働者や地域住民の健康維持・病気の発見に役立てるという目的があります。
定期健診の中で行われる検査項目は、身長・体重・血圧などの測定、視力・聴力検査、血液検査などです。

人間ドックとは

人間ドックとは任意で受診する健診を指します。先述した健診と同様に病気の兆しや健康状態を確かめる目的で行われ、健診よりも検査項目が多いのが特徴です。定期健診の項目に加え、CTや内視鏡検査など、身体の状態を詳細にチェックする検査が受けられます。検査項目数によっては、1泊2日のコースが設けられていることも。なお、人間ドックは任意受診で、健康保険などの補助制度がない場合は全額自費で受けることになります。

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検診センターでの看護師の仕事内容

検診センターで働く看護師の仕事内容は、検査の実施と検査の補助業務です。具体的な内容は以下のとおりです。

  • 身長・体重測定
  • 血圧・心電図測定
  • 採血
  • 聴力・視力検査
  • 医師の問診・検査の補助
  • 検査の前処置

保健師の資格を持つ看護師であれば、上記のほかに診断結果を見ながら受診者へ健康指導をしたり、健康相談を受け付けたりする業務もあるようです。

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検診センターで働くメリット

看護師が検診センターで働くメリットは、以下のとおりです。

  • 夜勤や当直、オンコールがない
  • 残業が少ない職場が多い
  • 急変対応もあまりない

検診センターには入院施設がなく、夜勤や当直、オンコールといった夜間の対応がありません。予約数に応じて検査を行うため残業も少なく、定時で帰れることが多い点も魅力的でしょう。また、健康な人を対象に検査を行うため、急変対応もあまりありません。ただし、採血による迷走神経反射や検査中の体調不良など、急変のリスクがゼロというわけではないため、注意は必要です。

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検診センターで働くデメリット

看護師が検診センターで働くのに、デメリットもあります。以下のことも理解しておきましょう。

  • 看護スキルは向上しにくい
  • ホスピタリティが求められることもある
  • 人気の職場のため、そもそも求人が少ない

検診センターでの仕事は、決められた検査を行うことがメインになります。治療は行われないため、看護師は多様な手技や症例に触れる機会がなく、看護スキルや知識の向上はしにくいでしょう。また、検診センターの中には、ホテルのような内装でカフェスペースやリラクゼーションルームなどを兼ね備えた施設もあります。そのため、一般的な医療機関と異なり、サービス業のようなホスピタリティが求められることもあるようです。

さらに、検診センターは夜勤や残業が少ないことから、人気のある職場です。検診センターで働きたいと思っても人員の空きが少なく、そもそも求人を見つけられないということもあります。

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検診センターで働くのに向いている人は?

検診センターで働くのに向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 保健指導・予防医学に興味がある
  • ルーチンワークをサクサクこなすのが好き
  • 採血が得意

検診センターでは治療は行われず、病気や病気になりやすい状態を見つけて、予防するのが目的です。そのため、生活習慣を改善するための保健指導や、予防医学に興味がある人に向いています。また、担当の検査を次々にこなすのが仕事ですので、ルーチンワークをこなすのが好きな方も検診センターでの勤務が向いているでしょう。
業務の中でも採血は検査に来た方のほぼ全員に行われ、看護師が行う業務として一般的なものです。そのため、看護手技の中で採血が得意という方は、検診センターでスキルを活かして働けるでしょう。

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検診センターは健康診断や保健指導が行われる専用施設

  • 検診センターでは定期健診や病気・臓器に特化した検診などが行われる
  • 検診センターでの看護師の業務は、身長・体重測定や採血、血圧測定などである
  • 検診センターでは夜勤がなく、残業も少ない施設が多い
  • 検診センターはルーチンワークや採血の手技が得意な看護師が向いている

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