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病院の面接を受ける方必見!よく聞かれる質問と回答のポイント

転職転職Q&A4 months ago

「病院の面接ではどんな質問をされるの?」
「面接の質問にどのように答えたらよいかわからない…」
そのように悩む方もいるでしょう。この記事では病院の面接を受ける予定のある方へ、よく聞かれる質問と回答のポイントについて説明しています。回答が難しい質問や逆質問への対応についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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病院の面接でよく聞かれる質問と回答のポイント

病院の面接を受ける予定で、どのように対策すればよいのかわからないという方もいるでしょう。ここでは、どの職種でも聞かれる質問から、病院の面接に特化した質問まで、面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介します。どの質問にも共通する基本的な答え方として、先に結論を述べ、そのあとに理由や関連するエピソードが来ると話がまとまって聞きやすい回答になります。

自己紹介、自己PR

自己紹介や自己PRは、面接の最初に聞かれる質問です。第一印象を決定づける回答になりますので、何を答えるか考えておき、はきはきと元気よく答えられるようにしておきましょう。

自己紹介

自己紹介では、名前と最終学歴、前職について述べます。これから質問をされる段階ですので、長く話す必要はありません。最後は「よろしくお願いします。」で締めるようにしましょう。もし「自己PRを」と言われた場合は、上記の情報に加えて自分の性格や長所、アピールポイントを交えて1分程度にまとめて話します。

自分自身の性格

性格を一言で述べ、性格を表すエピソードを述べましょう。回答例はこちらです。

  • 私は自分自身を、責任感の強い性格だと思っております。前職では病棟内で若手看護師のリーダーを任せられました。メンバーの取りまとめだけでなく、仕事に悩みを抱えている同僚の相談にのったり、主任や師長との橋渡しをしたりしていました。お世話になった師長が定年退職される際に、「あなたは責任感が強くて看護師に相応しい性格をしている」とお声がけいただき、自信になりました。

エピソードは仕事に関するものを選び、仕事の中でどのように自分の性格を活かせるかアピールするとよいでしょう。具体例のように他者評価まで述べられると、より説得力のある内容になります。

自分の長所と短所

長所と短所それぞれの回答例をみてみましょう。

  • 私の長所は、協調性があるところです。上司や後輩、職種に関係なく、職場の人とは積極的にコミュニケーションを取っていたため、一緒に仕事をしている同僚から感謝されることもありました。チームで協力する雰囲気づくりを行うのは得意です。

  • 私の短所は、マイペースなところです。一つの仕事に熱中してしまうところがあり、気づけば同僚より残務が多いということが以前ありました。それからは常に残務の量や周りの様子を見ながら仕事を進めるようにしたところ、以前のような失敗は少なくなりました。

長所と短所は、自分を客観的に捉えられているかをみるために質問されます。長所は仕事に活かせることをアピールしましょう。短所は長所へ言い換えたり、短所を克服したエピソードを盛り込んだりすると、プラスな印象を与えられるようになります。

志望動機

志望動機も面接では必ず聞かれる質問の一つです。志望度や熱意を見られるとともに、病院や志望する職種について理解しているかも問われています。なお、給与面や待遇については、志望動機の一つであったとしても言及するのは避けましょう。

この病院を選んだ理由

応募先の病院を選んだ理由として、どの病院を受けるときにも当てはまるようなものでは、「うちでなくてもいいのかな」と思われてしまいます。その病院の特徴や、独自の魅力に着目し、自分の性格や強みを絡めた理由にするとよいでしょう。回答例は以下のとおりです。

  • 私が御院を志望した理由は、患者さま一人ひとりに向き合いながら急性期医療に携わりたいからです。以前、施設見学をさせていただいたときに、急患や重症度の高い患者さまが多いなか、スタッフの方々が患者さま一人ひとりに丁寧に対応している姿を目にして、非常に感銘を受けました。「忙しいからたくさん学べる」という環境ではなく、患者さまを大切にしながら、救急医療や先進医療に精通した看護師として活躍したいと思い、志望致しました。

なお、志望動機は面接で話すだけでなく履歴書にも記載しますので、履歴書と矛盾しないように述べましょう。履歴書の志望動機を少し掘り下げて話すのがおすすめです。

この職業に就こうと思った理由

応募した職業に就こうと思った理由は、エピソードを交えながら素直に話しましょう。異業種からの転職になる場合は、特に先方が知りたいポイントになりますので、説得力のある理由が必要です。ここでは異業種からの転職の場合の回答例を紹介します。

  • 前職では一般事務の仕事をしており、もっと人のためになる仕事、やりがいのある仕事をしたいと考えながら勤務しておりました。そんな中、交通事故にあい入院することになりました。入院生活では不安なことも多かったですが、特にソーシャルワーカーの方が金銭面や退院後の生活について相談にのってくださり、不安な気持ちを解消してくださいました。私もこのソーシャルワーカーさんのように、不安な患者さんに寄り添い、患者さんのためになる仕事をしたいと思い、ソーシャルワーカーへの転職を希望致しました。

このように、具体的なエピソードを交えて文章を考えてみましょう。

この病院でやりたいこと・希望の配属先

やりたいことや配属先については、そこで具体的に何をしたいのか、将来どうなりたいのかまで述べるのがおすすめです。回答例を見てみましょう。

  • 希望の配属先は外科病棟です。私は以前、消化器内科病棟に4年間勤務しておりました。そのため、消化器領域の疾患に対する知識やスキルは持っています。消化器内科では内視鏡治療や化学療法が中心でしたので、外科病棟で行われている手術前後の処置やストーマケアにも興味があったものの、実際に行う機会はありませんでした。そのため、消化器内科で培った知識を活かして外科の知識やスキルも身に付け、将来は消化器領域全般のケアに精通した看護師になりたいと思っています。

「特に希望はない」と答えると熱意がないと捉えられることもあるため、必ず配属先ややりたい仕事の希望は絞っておきましょう。

病院の理念や方針についてどう考えているか

理念や方針に関する質問の目的は、病院に合った人材かどうかを見極めるためです。どのように回答するのがよいのか、例をみてみましょう。

  • 御院の「地域を支える急性期病院としての役割を果たす」という理念に大変共感しております。私は生まれ育った〇〇という地域が大好きで、看護師として働くなら、私を育ててくれたこの地域に恩返しがしたいと考えておりました。御院に採用していただきましたら、地域医療を担う一端として医療サービスを提供するだけでなく、御院主催の健康づくり・健康維持に関するボランティア活動にも積極的に参加したいと考えております。

理念や方針を知っているだけでなく、理解した上で自分の仕事への姿勢と共通するものがあることについて述べると、よりよい回答になります。

前職、転職について

前職や今回の転職についての質問は、職歴がある人が聞かれる質問です。転職を成功させたいあまり、前職を否定する言い方では印象が悪くなるため、転職に至ったきっかけを述べるようにしましょう。

前職を退職した理由

前職を退職した理由が、人間関係や残業の多さなどネガティブな理由という方は多いでしょう。しかし、ネガティブな理由をそのまま述べてしまうと、「思いどおりに行かないときにやめてしまうのでは?」と思われてしまいます。転居や家族の介護など、やむを得ない理由であれば正直に述べてもOKです。

  • 前職を退職した理由は、より地域に寄り添った医療に携わりたいという思いが芽生えたからです。前職の総合病院では多くの患者さまのケアに携わる中で、幅広い疾患への知識やケアのスキルを身に付けられました。総合病院の性質上、患者さまの入れ替わりが早い面があるため、勤務を続ける中でより地域に密着して患者一人ひとりに寄り添った看護を提供したいという思いが芽生え、退職に至りました。

退職に際してネガティブな理由がメインだったとしても、上記のように、「スキルアップのため」「やりたい仕事に就くため」などポジティブな理由に言い換えるとよいでしょう。

転職において重視していること・譲れないこと

転職で重視していることについて聞く質問には、求職者の本音を聞き出す意図があります。たとえ給与面や待遇を最も重視していたとしても、回答のなかで明確に言及するのは避けるのがベターです。

  • 御院のホームページに掲載されている、「職種や経験年数にかかわらず風通しのよい職場」という在職中の方の言葉を目にして、非常に好意的な印象を持ちました。私は勤務するにあたり「人間関係の良さ」を重視しております。自分から積極的に周りへ声掛けを行い、円滑な人間関係を築くのが得意なため、御院に採用いただいたあとも引き続き、風通しのよい職場づくりに貢献していきたいです。

職場の雰囲気や理念など、仕事内容にかかわる内容を考えてみましょう。

経験・スキルについて

経験やスキルについては、面接官が履歴書を見ながら、より知りたいと思う点を深堀りする形で聞かれることが多いようです。新卒者やキャリアが浅い方はインターンシップや実習、学生時代に努力したことから答えられるように準備しましょう。

職務経歴とそこから得られたスキル

改めて口頭で経歴を聞かれる場合は、履歴書に書いていない情報を知りたいという意図で質問されています。履歴書の内容をそのまま述べるだけにならないよう、情報をプラスすると魅力的な回答になります。

  • 〇〇看護専門学校を卒業後、△△病院の内科病棟で3年間勤務致しました。新卒で初めての職場ということで看護師としての基礎と、内科領域における看護スキルを学べました。その後、××病院の心臓血管外科病棟で4年間勤務致しました。こちらでは胸部大動脈瘤や弁不全といった開胸手術を行う疾患への知識や術前・術後のケアについて学びました。××病院は来月末に退職予定です。

経歴を紹介する中で、自分はどのようなスキルを身に付けられたのか述べるのがよいでしょう。新卒の方であれば、学生時代の実習で身についたスキルについてまとめておくのがおすすめです。

仕事での成功体験・失敗体験

仕事での成功体験・失敗体験は、どちらもエピソードから学んだこと、得られたことに繋げて述べます。さらに今後どのように行動していきたいかまで述べられるとよりよいでしょう。ただし、患者の身体に直接影響を及ぼすようなインシデントを失敗体験として言及するのは、あまりおすすめできません。成功体験・失敗体験それぞれの回答例はこちらです。

  • 受け持ち患者の中で、入院生活が初めてで、なかなか病棟の決まりを守っていただけない患者さまがいらっしゃいました。当初はあまり看護師の忠告を聞いてくださらない方でしたが、積極的にお声掛けすることで徐々に話を聞いてくださるようになり、病棟の決まりも守っていただけるようになりました。退院時には「あなたが担当看護師さんでよかった、ありがとう」という言葉をいただき、自分の看護が間違っていなかったんだなと自信を持てた瞬間でした。

  • 看護師2年目のころ、オペ出しの確認漏れで手術室への搬入が遅れてしまったことがありました。この失敗以降、忙しいときや慣れている業務でも、必ず指さし呼称で確実に確認を行うようにしています。病院では些細なミスでも患者さんをはじめ、多くの人に迷惑をかけてしまうため、失敗したときは成長できるチャンスと捉えて、反省を今後の行動に繋げるようにしています。

特に人と協力して成功した・失敗を乗り越えられたエピソードがあると、協調性のある人材であることがアピールできます。あきらめずにチャレンジしたエピソードであれば、粘り強さを持っていることや離職しにくい人材であることをアピールできるでしょう。

管理職に就いた経験はあるか

「管理職」は、必ずしも役職だけを指すとは限りません。主任以上の役職に就いたことがなくても、リーダーやまとめ役を経験している場合はアピールすることをおすすめします。役職以外についても言及している回答例をみてみましょう。

  • リーダーと主任を経験しております。新卒4年目で病棟のリーダーに任命され、チームの取りまとめや後輩看護師の育成に携わりました。その2年後に主任となり、病棟全体の取りまとめや主任・副師長の補佐も行いました。自分のことで精一杯だった新人のころと違い、後輩看護師の育成や取りまとめといった業務にも楽しさを感じながら勤務しておりました。御院に採用いただいたあとも、ゆくゆくは育成にも携わっていきたいです。

経験を述べるだけでなく、今後応募先の病院でどのようにその経験を活かしていきたいかまで述べましょう。また、今は経験がない場合でも、今後管理職としても働きたいことを付け加えると、勤務意欲をみせられます。

仕事をするうえで最も大切にしていること

仕事をするうえで最も大切にしていることは「モットー」や「ポリシー」ともいいますが、看護師では「看護観」と呼ばれることも。どのようなことを答えればよいのか、回答例を参考にしてみてください。

  • 私が最も大切にしている看護観は、「痛みや苦しみを取り除いたり和らげたりできる看護」です。以前、私は急性期病棟を経験したのち、緩和ケア病棟に勤務しました。急性期病棟では積極的な治療が主で、痛い、苦しい思いをしながら病気と闘う患者さまを多く見てきました。
    急性期病棟にいたころは、患者さまの苦しみも病気を治すには仕方のないことだという思いで向き合ってきましたが、緩和ケア病棟に異動になり、必ずしもそうではないことを知りました。病気を治すことはできなくても、痛みや苦しみを感じることなく安らかに旅立つ患者さまを目にして、看護の必要性は治療だけでなく、患者さまが安楽に過ごせることにもあると気づきました。緩和ケアに限らず、看護師が心から寄り添うことで、患者さまの痛みや苦しみを和らげられると私は思っています。今後も患者さまが安楽に過ごせるよう、看護師としてサポートしていきたいと考えています。

スピードや正確さ、知識・技術も大切ですが、病院の面接であればより患者に寄り添った仕事をしたいというような、信条的なことを述べるのがベストです。

キャリアプラン

キャリアプランについて尋ねられたときは、この病院で働くことでどのようなキャリアを重ねていきたいのかを述べます。応募先の病院でずっと勤めていくことを前提にプランを練りましょう。

  • まずは御院での仕事に慣れ、ゆくゆくは主任や師長として後輩看護師の育成や、配属部署のマネジメントも行いたいです。前職で副主任を経験した際に、育成だけでなくマネジメントの重要性も知ることができました。配属先としては病棟・外来かかわらず、幅広い診療科を経験させていただいて、看護師としての総合力を引き上げたいと考えております。

役職だけでなく、経験したい診療科なども入れてOKです。役職を持ちたいという場合は、後輩の育成やマネジメントにも興味があることを添えておきましょう。

勤務条件・シフトについて

転職するうえで、勤務条件を重要視しているという方は多いでしょう。内定が欲しいからと何でも「できる」と答えてしまうと、自分の希望しない勤務条件で働くことになりかねません。勤務条件や入れるシフトについては、正直に答えるのが正解です。

勤務の希望条件

「希望の勤務条件はありますか?」と尋ねられた場合、答えておきたい条件は以下のとおりです。

  • 週に何日勤務できるか
  • 早番・遅番の勤務は可能か
  • 夜勤は可能か
  • いつから勤務可能か

もちろん、「求人表どおりの勤務が可能です」と答えてしまっても構いません。早番・遅番は医療機関により有無が異なりますので、気になる場合は質問してみましょう。残業については、理由を述べずに自分から「できません」と伝えるとあまりよい印象が残らないこともあるため、何時間程度なら可能か聞かれた場合に理由とともに伝えるのがおすすめです。月20時間以上など、ある程度の残業はできるという場合は、自分から申告してもよいでしょう。

転居を伴う異動は可能か

病院を経営する法人は、市町村や県内に施設がある法人だけでなく、全国に病院がある大きな法人もあります。その場合は遠方への転居がある場合も珍しくありません。転居可能かは正直に答えましょう。
事前に病院情報を収集する際に、同じ法人の施設はほかにどこにあるのかも見ておくと、転居の可能性がある程度予測できます。

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病院の面接で回答が難しい質問

病院の面接では、答えにくい質問や「そんなことも聞くの?」といった質問が飛んでくることも時々あります。想定外の質問が来たときも、慌てずに答えるようにしましょう。ここでは、病院の面接において回答が難しい質問について紹介します。

転職回数が多いことについて

転職回数が多いと、採用側から「また離職するのでは…?」と思われてしまうのは自然なことです。前述の「前職を退職した理由」も参考に、それぞれの職場を退職した理由を述べましょう。やむを得ない理由があれば、正直に伝えてOKです。最後に、今後は転職せずに長く働き続けたいという意思を必ず付け加えるようにしましょう。

ほかの選考状況と進捗

病院の面接では、「ほかにも選考を受けていますか?」「他院での選考状況を教えてください」といった質問が来ることもあります。ほかに選考を受けている場合とそうでない場合、それぞれの回答例はこちらです。

  • こちらのほかに面接を終えて連絡待ちの病院が1件と、書類選考中のクリニックが1件ございます。私といたしましては、御院が第一志望ですので、御院より内定をいただいた場合には、他院の内定及び選考は丁寧に辞退させていただく所存です。

  • 御院に採用いただくことを第一に考えておりますので、ほかに選考は受けておりません。

もし面接を受けている病院が第一希望でなくても、「第一志望である」と答えて意欲を強調してOKです。他院で既に内定をもらっていたとしても、「こちらで内定をもらったら他院は辞退する」という旨を述べるようにしましょう。

アイスブレイク系の質問

アイスブレイクとは、緊張をほぐすために行われる会話のことを指します。面接の前半や、面接官が履歴書を見ながら気になったときなどに質問されることが多いようです。よく聞かれることとしては、趣味や休日の過ごし方、家族構成、出身地などがあげられます。正直に答えて問題ありませんが、会話が弾むような話題選びを心がけましょう。

ライフイベント関係の質問

本来は聞かれるべき質問ではありませんが、結婚や出産などといったライフイベントに関する質問がなされる場合もあります。女性であれば、結婚や出産、配偶者の転勤などにより離職する人もいるからです。結婚や出産の予定については正直に答えましょう。産休・育休後の勤労意欲を見たいという意図もあるため、ライフイベントを経ても仕事を続けたいことを伝えることをおすすめします。配偶者の転勤の予定についてはやむを得ない理由ですので、正直に答えて構いません。

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病院の面接の逆質問には何を聞く?

ほとんどの面接の最後には、「何か聞いておきたいことはありますか?」と逆質問のタイミングがあります。質問が一つもないと、志望意欲がないと受け取られる可能性も。逆質問はアピールチャンスですので、どのようなことを聞くか考えておきましょう。なお、面接の中で得られた情報を尋ねてしまうと、「話を聞いていなかったのか?」と思われ印象が悪くなってしまうので、注意が必要です。

応募先の病院についての質問

逆質問は、応募先の病院についての質問をするのが一般的です。質問の例をみてみましょう。

  • 私は4才と2才の子どもがおり、子育てと仕事を両立したいと考えているのですが、小さい子どもの子育てをしながら御院で働いている方は多くいらっしゃいますか?

病院についての質問といっても、病院のホームページや求人票を見てすぐわかることは聞かないようにしましょう。病院の理念や方針に沿った質問、より病院を知りたいという意欲をみせられるとベストです。

就業への意欲をみせる質問

逆質問は、就業への意欲をみせて自分をアピールする機会としても使えます。意欲をみせる質問の例は以下のとおりです。

  • ご縁があり内定をいただけた場合、入職前に勉強しておくとよいことは何かありますか?
  • 私は〇〇の資格を持っているのですが、御院で働くうえでこの資格を活かせる配属先や場面はありますか?

業務にかかわる質問をすることで、入職後のミスマッチを少なくするとともに、業務へ貢献したいという姿勢をアピールできます。

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質問対策のほかに面接準備としてすべきこと

病院の面接において必要なのは、質問対策だけではありません。ほかに面接準備としてすべきことを紹介します。

応募先の基本情報を押さえておく

就活の際は企業研究が大切です。病院の診療科や病床数といったデータ的なものから、経営理念や同法人の他施設まで情報収集を行うことで、病院の特徴や力を入れていることを把握できます。前述のとおり、病院の基本情報について知っているか質問されることもあるので、念入りにリサーチするのがおすすめです。リサーチで得られた情報をもとに質問への回答を考えると、応募先の病院に沿った回答ができるでしょう。

服装・持ち物を確認する

面接での態度や受け答えが完璧でも、服装や身だしなみに問題があれば「非常識な人」と思われてしまうことも。病院は性質上、ほかの業種より特に清潔感が大切です。服にしわや汚れがないか、爪は短く切ってあるか、前髪は目にかかっていないかなど基本的なことですが、服装や身だしなみに問題がないかチェックしておきましょう。
また、当日に忘れ物をしてしまうと、面接に直接影響しない忘れ物であったとしても、落ち着いて面接に臨めないということも考えられます。持ち物リストを事前に作っておき、面接前日や当日にチェックするのがおすすめです。

面接会場へのアクセスを確認する

面接会場へのアクセス方法や、かかる時間を計算しておきましょう。普段通らない場所に面接会場があったり、普段使用しない公共交通機関を使ったりする場合は要注意。実際に一度行ってみるのも手です。面接会場が勤務先の病院でないこともありえますので、面接会場がどこに指定されているかも確認しておきましょう。また、会場までの移動時間を見誤って面接に遅刻するのはもちろんタブーですが、早く着きすぎても失礼になります。面接会場には集合時間の10~15分前に到着するようにしましょう。早めに到着して、面接会場近くのカフェなどで時間まで過ごすのもおすすめです。
また、最近ではリモート面接も増えています。リモート面接の場合は、面接に使うPCの動作やアプリの確認をしておきましょう。実際に自宅のどこにPCを置くか決め、背景の画角やぼかし背景の設定を確認しておくと安心して面接を受けられます。

面接の流れをおさらいする

日頃、面接と同じ形式で他人と話をする機会はなかなかありません。当日、緊張して面接の流れがわからなくなってしまうことも考えられますので、今一度面接全体の流れをおさらいしておきましょう。
入室時はドアを3回ノックし、「失礼致します」といってからドアを開けます。着席する前に名前を述べるよう言われたら、「本日はお忙しい中お時間いただきましてありがとうございます。よろしくお願い致します。」などと軽く挨拶を挟めると丁寧です。椅子にかけるよう言われたら「失礼致します」と一礼して座ります。バッグは椅子の横に立てて置くようにしましょう。
面接での質問は自己紹介と志望動機から始まり、面接官からほかの質問や仕事内容などの説明があります。最後に逆質問があるか聞かれ、その後は退室です。
面接が終わり、退室するときも「本日はお忙しい中お時間いただきましてありがとうございました。」と一言挟みましょう。ドアの前で振りむいて「失礼致します」と一礼し、ドアを閉めるときは大きな音を立てないように閉めます。面接が終わっても、面接会場を出るまで気を抜かないように振舞いましょう。

面接での受け答えの練習をする

想定質問を考えるだけでなく、何も見ずに声に出して答える練習をするのがおすすめです。実際に声に出してみるとうまく話せないということも。話している途中で何が言いたいのか忘れてしまったり、話が長くてまとまらなくなったりしていても、練習の時点で気づけます。友人や家族に聞いてもらい、客観的なアドバイスをもらって改善点を見つけるのも一つの手です。
また、病院は人に接する仕事ですので、正しい敬語を使うことも気を付けるべきポイントといえます。面接では応募先の病院のことは「御院(おんいん)」と呼ぶのが正しい言い方です。施設や法人も頭に「御(おん)」を付けて、「御施設」「御法人」と表現します。医療機関に対して使う「貴院」という表現は書き言葉になりますので、面接では使いません。
 
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病院の面接でよく聞かれる質問と回答を確認しておこう

  • 病院の面接では前職・転職についてや経験・スキルについての質問がよくされる
  • 質問に答えるときは結論から述べ、理由・エピソードを交えて話す
  • 病院の面接で逆質問を聞かれたら、病院についてや就業意欲をみせる質問をする
  • 病院の面接を受ける前は質問対策のほかに基本情報の収集や受け答えの練習も必要

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