まとめ

セラピーや認定資格、啓発活動などで介護サービスの向上を目指す組織

介護職・ヘルパー5 months ago

利用者さんの中には、日に日に変化する自分の身体に戸惑い、これまで同様の生活ができなくなると落ち込む方もいらっしゃるでしょう。ご家族の方も、日々の介護で心身ともに疲れを感じ、癒しを求めている方も多いと思います。
心と身体を癒し、元気を与えられるようなメソッドがあれば、利用者さん、ご家族の前向きな気持ちを取り戻したり、フレイル予防につながるかもしれません。
本記事では、エステティックやフラワーセラピーなどで安心を提供する組織に加え、政策提言、研修・セミナーの開催で介護サービスの向上を目指す組織を紹介します。

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NPO法人 ソシオの杜

NPO法人ソシオの杜は、ソシオエステティックの提供および普及活動を行っている法人です。
ソシオエステティックとは、人道的や福祉的観点から精神的、肉体的、社会的な困難を抱えている方に対し、医療・福祉の知識に基づいて施術するエステティックを指します。肉体・精神両面での苦痛を和らげることを重視している点が、通常のエステと異なる部分です。
同法人では「おかあさんの魔法の手」を手本とし、患者さん・利用者さんの心と体をゆっくりとほぐし、前向きな気持ちや本来の自分を取り戻せるようサポートしています。

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▲画像提供:NPO法人 ソシオの杜


心も体も前向きになるお手伝い

同法人は、医療・福祉の領域で幅広く施術提供を行っています。

  • 医療分野での施術例
    精神疾患の方の心と身体のケア、グリーフケア※、介護者のレスパイト(ストレス)ケア、小児がんのお母さんの話し相手など多様な施術があります。
    ※グリーフケアとは、患者さんを亡くして喪失感・無力感など心に深い悩みを抱えた、ご家族を癒やすケアです。

  • 福祉分野での施術例
    高齢者のメイクセラピー、高齢者や障がい者の方、終末期の方などのボディケアやフェイシャルケア、がん患者さんのリンパ浮腫マッサージなどを提供します。

■同法人の活動のきっかけ
活動のきっかけは、理事長である江頭裕美さんの息子さんが急性骨髄性白血病と診断され、闘病されたことにあります。
1年にわたる闘病生活の末、息子さんは寛解されましたが、その日々は過酷なものだったそうです。
そんな苦難の闘病生活を送るなかで出会ったのが、ソシオエステとのこと。
「美しくなるためだけでなく、心から元気になるためのケアを提供する」という、新しいエステの考え方に感銘を受けたといいます。
その後、江頭さんはソシオエステティックの資格を取得。ソシオエステティシャンとして、さまざまな病気や悩みを抱え苦しんでいる方と向き合っていくなかで「少しでも患者さんやご家族の不安を軽くするお手伝いがしたい」と思い、同法人を設立しました。

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▲画像提供:NPO法人 ソシオの杜


「NPO法人ソシオの杜認定ソシオセラピスト」の資格が取得できる講習会

同法人では、ソシオセラピストの養成講座を開催しています。対象となるのは、介護福祉士や看護師など医療・介護に関わる有資格者です。
コースは初級、中級、上級の3種類あり、いずれの講座でも「ソシオエステティック理論」と「ソシオエステティック技術」を学習します。

講座のコースと内容は以下の通りです。

  • 初級コース
    ソシオエステティックの意義と目的、ソシオエステティシャンの考え方について学習。
    オイルトリートメントによるハンドエステやフットエステの技術などを身につけられます。

  • 中級コース
    ソシオエステティックの可能性に加え、患者さんの具体的な症例や、心を開いてもらうコミュニケーションについて学習。
    デコルテエステやヘッドマッサージ、車椅子やベッド上でのソシオエステティックの技術を身につけられます。

  • 上級コース
    周囲の人たちを幸せにできるコミュニケーション方法や、自分自身のためのソシオエステティック、これからできるソシオエステティックを学習。
    治療中の方へのスキンケア、フェイシャルトリートメント、メイクセラピーの方法に加え、患者さんに合ったベストな施術を選定・提供できる技術も身につけられます。

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▲画像提供:NPO法人 ソシオの杜


受講生の声

・技術面や精神面において多くのことを学び、成長することができた
・卒業しても手厚くサポートしてもらえるのがありがたい
・患者さんの皮膚の状態、体の状態に合った施術方法を学習できた
・介護される側だけでなく、介護する側のケアも必要だということが分かった

介護士として「もっと利用者さんに寄り添いたい」「ご家族の気持ちを癒せる方法はないか」と模索している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ソシオエステティックについて学習することで、利用者さんやご家族への新たな寄り添い方を見つけられるかもしれません。

■詳細情報
NPO法人 ソシオの杜

一般社団法人日本在宅介護協会

一般社団法人日本在宅介護協会は、在宅介護の質的向上を目指して設立された業界団体です。
措置制度の時代から活動している歴史のある法人で、介護保険制度やサービスなどの移り変わり、現場や社会が抱える問題など、さまざまなことに寄り添ってきました。
現在も介護業界をより良くしていくため、介護サービス事業の質的向上と充実、一般への啓発・普及活動、民間事業者の発展を促し、高齢化社会の安寧に寄与することを目的に活動しています。

安心して介護を受けられる社会を目指して

同法人では、在宅介護サービスの質的向上を目指して以下の取り組みを行っています。

  • 政策提言
    介護サービス事業の健全な発展と事業者の事業基盤の確立・安定化を目的に、国政や行政に対してさまざまな提言を実施しています。
    主な活動内容は、国会議員や厚生労働省へ介護事業者の声の伝達、政党懇話会に参加して現場の課題・改善案の提言などです。
    また、厚労省の諮問機関である社会保障審議会に「民間介護事業推進委員会」を通じて委員を派遣。事業者としての意見や要望をダイレクトに届けています。
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▲画像提供:一般社団法人日本在宅介護協会


  • 情報提供
    厚生労働省からの事務連絡などの通知をメールで配信しているほか、会報誌「さわやか」を定期的に発行しています。
    また、支部活動や部会活動なども実施。会員同士の交流の機会を設置し、有益な情報の共有や会員事業者全体の質の向上につなげています。

セミナー情報

同法人では、会員事業者の方々にさまざまな研修会やセミナーを開催しています。
訪問介護や通所介護、訪問入浴といったサービス系の内容を中心に、報酬改定の動向や人材育成、感染症対策など、現場の課題に合わせて具体的な内容をテーマに取り上げていることが特徴です。
報酬改定や新制度導入のセミナー・説明会については、厚生労働省の担当者が、行政説明や講師として登壇することもあります。
全国の会員事業者の方が受講できるよう、大阪や名古屋、福岡など全国各地で開催されたり、オンライン受講に対応したりするセミナーもあります。「東京までアクセスするのが難しい」という方も、最寄りの会場や自宅などで受講が可能です。

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介護士として長く活躍するには、業界の動向や新しい情報をキャッチアップすることが大切です。
情報を正しく収集することで、利用者さんやご家族に有益な情報を提供できるのはもちろん、職員のスキルアップや職場環境の改善も図れるでしょう。

なお、今後開催予定のセミナー・研修会については、同法人のWebサイトに掲載されています。ぜひアクセスして、研修やセミナーの内容を確認してみてください。

■詳細情報
一般社団法人日本在宅介護協会

一般社団法人<芙和せら>心理研究所

一般社団法人<芙和せら>心理研究所は、芸術療法を中心とするオリジナルメソッドを開発・研究している団体です。
所長の芙和せら氏は、国家資格である公認心理師をはじめ、芸術療法士、シニア産業カウンセラー資格などさまざまな資格を保有。大手企業や学校法人、医療機関などにおいて、各種研修や心理セラピーを開催しているほか、心理セラピストやカウンセラーの養成講座において講師を務めています。
同法人が目指すのは、心理セラピー・心理カウンセリングがもっと身近な存在になること。誰もが気軽に信頼できるセラピストに出会える世の中になり、心理セラピーや心理カウンセリングがもっと身近な存在となるべく活動を行っています。

認知機能を活性化できるプログラム「健康長寿のお花遊びサロン®」

「健康長寿のお花遊びサロン®」イメージ

▲画像提供:一般社団法人<芙和せら>心理研究所


健康長寿のお花遊びサロン®は、高齢者の認知症予防やフレイル予防を目的に考案されたプログラムです。

フレイルは、加齢によって生じる身体的・精神的な衰えや社会的孤立により、心身が衰弱することを指します。健康長寿を維持するうえで、フレイル予防は欠かせない問題といえます。
お花遊びサロンは、所長が長年研究してきた芸術療法の一つ「フラワー心理セラピー」を元に考案された心理療法プログラムです。生花に触れながら遊び心や感性を引き出し、怒りや混乱、抑うつといったネガティブ感情を抑え、ポジティブ感情を育てることを目的としています。
高齢者の前向きな気持ちや自己肯定感を高めるだけでなく、仲間とのつながりを感じたり刺激を受けたりすることで、社会的孤立の防止やフレイル予防につながるでしょう。

同法人では、導入までのプロセスや実施例を紹介するオンラインセミナーを定期的に開催しています。無料で受講できるため、お花遊びサロンの導入を検討中の方、詳しく知りたいという方は、ぜひセミナーを受講してみてはいかがでしょうか。

お花に触れることで五感を活性化「健康長寿の<花*コミュニケーター®>」

健康長寿の<花*コミュニケーター®>は、同研究所が主催する講座の認定資格です。
この資格の目的は、増加が予測されているフレイル問題を改善し、高齢者が幸福指数を高め、いつまでも健やかに生活できるようサポートすること。お花によって高齢者の幸せを支え、健康長寿の増加に貢献する専門家としての活躍が期待されています。

健康長寿の<花*コミュニケーター®>養成講座

<花*コミュニケーター®>養成講座イメージ
▲画像提供:一般社団法人<芙和せら>心理研究所


同資格の養成講座の詳細は、以下のとおりです。
・2級 健康長寿のお花遊びサロン®で活躍できます
・1級 心理学的困難を抱えた方に対応するスキルが身につきます
・SV級 1級取得後に受講できる講座で、後進の育成に携わるためのスキルを習得できます

カリキュラムは、「健花法」「老年学」「心理学」と3つのテーマで構成されています。
健花法では、生花の取り扱い方や花の選び方など、花に関するスキルが身につきます。
老年学では、身体機能やフレイル予防、認知機能の変化など、高齢者をサポートするために必要な知識・技能などを習得。
心理学では、芸術療法を実施する心理セラピストとしてのスキルを理解、習得していきます。円滑な人間関係を作るための手法が身につき、日常のコミュニケーションにも役立つでしょう。

講師を務めるのは、老年学分野や心理学分野のスペシャリストです。豊かな見識に触れることで、自身の学びもより深まるでしょう。資格取得後のフォローアップ制度が充実しており、不安な点を気軽に相談できるのもうれしいポイントです。

※登録商標「健康長寿のお花遊びサロン」「花*コミュニケーター」は、一般社団法人芙和せら心理研究所の登録商標です。

■詳細情報
一般社団法人<芙和せら>心理研究所
健康長寿のお花遊びサロン®
健康長寿の<花*コミュニケーター®>養成講座

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