お役立ち情報
身体的負担を軽減!安心・安全な福祉用具を手掛ける企業
10 months ago
『少しでも利用者と介護者の身体的負担を軽減させたい』という介護現場の願いに寄り添い、製品開発に取り組む企業があります。
本記事でご紹介するのは、身体介護を行う際に役立つ2つの福祉用具。安心して入浴介助を行える「回転シリーズ」と、安定した移乗を可能とする介護リフトの「モーリフトシリーズ」です。両製品とも操作性に優れているため、導入後もスムーズに運用できるでしょう。この機会に、施設の環境整備について見直してみませんか。
ユニトレンド株式会社
福祉サービス関連事業を担うユニトレンド株式会社。福祉用品や災害対策用品の製造、輸出入、販売などの事業をメインに展開し、利用者一人ひとりの状況に合った最適な商品の提案を行っています。
本記事では、同社が手掛ける回転シリーズの2つの製品に注目しました。利用者や介護者に寄り添ったこれらの製品は、介護現場の悩みを解消できる可能性を秘めています。
回転バスボード「極楽」
利用者のなかには入浴が嫌いな人や面倒に感じる人もいるでしょう。しかし、身体をきれいに保つことは感染症予防にもつながるため、利用者の理解を得て入浴介助を実施する必要があります。とはいえ、入浴時にかかる身体への負担は思った以上に大きいものです。そのため、入浴介助時には、利用者の身体状況やその日の体調をしっかりと観察して実施することが重要になります。
また、入浴時のトラブルとしてよく挙げられるのが「転倒」。入浴介助で起こりやすい事故のランキング上位に入るほど注意が必要とされています。
そんな転倒のリスクを回避させるために開発されたのが、同社の360度回転バスボード「極楽」です。浴槽自体にストッパーで固定できるシンプルな仕様が最大の特長。浴槽への付け外しは、独自開発のクランプ構造により非常にスムーズに行えます。
また、ストッパーはレバーを押すだけで解除できるため、操作もとても簡単。座面の前後左右どこにでもストッパーの解除レバーを取り付けられるため、ケースバイケースで柔軟に対応できます。介護者が取り扱いやすいのはもちろん、入浴で実際にボードを使う利用者も待ち時間なく快適な時間を過ごせるでしょう。
回転シャワーチェア「極楽」
身体が濡れた状態での移乗は身体のバランスを崩しやすく、転倒のリスクが高いです。そのため、シャワー入浴時にも立ち上がる際の転倒事故に充分な注意が必要とされています。
同社では、浴槽に入れない方向けに、回転シャワーチェア「極楽」という製品も提供。回転バスボード同様、前後左右どこにでもストッパー解除レバーを固定できる仕様となっており、楽に方向転換できるのが特長です。座面は360度左右どちらにも回すことができ、90度ごとに固定することが可能。そのため、利用者が都度立ち上がる必要もなく、安全にシャワー介助を行えます。
同社が手掛ける回転シリーズ「極楽」は、利用者へ安心安全を提供するだけでなく、介護者にとっても多くのメリットがある製品です。これまで、利用者を抱えて入浴の介助をするスタイルが一般的でしたが、同製品を用いることで浴槽への移動やシャワー浴がスムーズにでき、介護者の肉体的負担の軽減にもつながっています。腰痛に悩む多くの介護者の支えとなることでしょう。
■詳細情報
ユニトレンド株式会社
回転バスボード「極楽」
回転シャワーチェア「極楽」
パシフィックサプライ株式会社
パシフィックサプライ株式会社は、義肢のオーダーメイド製品や装具の製作をメインに事業を展開する川村義肢株式会社のグループ会社です。同社では、義肢・装具・福祉用具の輸入販売業を主に担うほか、介護リフトのサブスクサービスも提供しています。
本記事では、同社が輸入販売する介護リフト製品「モーリフトシリーズ」に注目。また、福祉用具の新たな導入のカタチとして広まりつつある、サブスクサービスの魅力についてもご紹介します。
安定した移乗が可能な介護リフト「モーリフトシリーズ」
介護リフト「モーリフトシリーズ」製品は、スウェーデンにあるエタック社が設計・開発・製造しています。セラピストとメカニックデザイナーが手掛けており、シンプルかつ機能性、信頼性に長けたデザインが特長です。品質も良く、安心安全を視覚で感じられるのも魅力ポイントといえるでしょう。
モーリフトシリーズの代表的な製品は以下の2つです。
圧倒的な操作性を誇る「モーリフト スマート150」
コンパクトに折り畳める吊り上げ式の「スマート150」は、初めてリフトを使う方や女性職員が多い施設におすすめです。本体は約25㎏と一般的なリフトよりも軽く、持ち運ぶ際の負担を軽減できます。また、小回りも利くため、小規模施設への導入も検討しやすいでしょう。
低床型ベッドに対応した「モーリフト ムーバー205」
ベッド下のスペースが低く狭い場合、ベッドからの移乗におすすめなのが、低床型ベッド対応の「ムーバー205」。ベッド下に通す脚部の高さは最大で58㎜と、通常のタイプより低い仕様が特長です。
また、床からの吊り上げも簡単に行うことができ、ハンガーの高さは1,733㎜まで昇降可能なため、幅広く活用できます。最大耐荷重は205㎏とパワーも十分。重さに関係なく楽に移乗を行えます。
上記2製品のほかに、座位からの立ち上がりをサポートするスタンディングタイプの介護リフトもあります。着脱しやすい専用スリングを使って、楽に移乗できるのが特長です。
モーリフトシリーズはすべて操作性に優れているのが最大のポイント。少ない揺れに留めることができ、床走行式によりベッドから車椅子への移乗をスムーズに行えます。安全機能も充実しており、利用者の生活に安心感を与えるだけでなく、介護者の労働環境をより良く変える画期的な製品といえるでしょう。
導入施設さまの声
介護リフトを導入した施設からは、たくさんの喜びの声が届いています。
・楽しい体験学習の一つとして授業に取り入れ、教育活動に欠かせないものとなっている
・腰痛の軽減だけでなく、職員の心理的な負担軽減などさまざまな恩恵を受けることができた
・リフトの導入により二人介助を余裕をもって行えるようになった
・利用者の表情が穏やかになった
・福祉用具を使用することが当たり前の日常に繋がった
介護需要は高まる一方で、福祉用具の普及率はそれほど高くはありません。「本当に安全なのか」「利用者の不安要素を払拭できるのか」といった気持ちの問題により、導入までに数年の期間を要するケースもあるようです。
そんな気持ちの問題と向き合うために、同社の介護リフトを導入した施設ではさまざまな取り組みに挑戦していました。たとえば、インストラクターによる勉強会の開催や職員向けマニュアルの作成、体験学習の実施など。独自の導入サポートを実施することで、利用者や職員の不安を取り除くことに成功したそうです。
施設からの声にあるように、「福祉用具を使うことが当たり前な日常」を実現できれば、福祉用具の普及も進むことでしょう。
サブスクサービス
近年、さまざまな業界で導入されているサブスク型サービス。定額制で一定期間利用できる手軽さから、年々ニーズが高まっています。サブスクサービスは導入費用の問題をクリアできるとして、関心を向ける医療介護施設も増えはじめているようです。
そんなニーズに応えるべく、同社でも必要なときに気軽に利用できるようサブスクサービスを提供。法人・施設を対象とした商品のラインナップは、電動リフト(吊り上げ式・スタンディング)、電動リフト用吊り具(スリング)、電源を使わない移乗用具スタンディングエイドです。
サブスクサービスをはじめて利用する方向けに、お試しサービスのプランを用意しています。さらに、専任インストラクターが使い方をオンラインで説明してくれる無料サービスもあり、介護リフトを初導入する際も安心です。
サブスクサービスを利用するメリットは、月単位で利用できること、初期費用を抑えられること、機種やサイズを交換できることです。いろいろな機種を一定期間利用できるため、施設導入前に利用者や環境との適合性なども確認できます。また、導入後の運用についてじっくり考えられる点もサブスク型の魅力です。
まずはサブスクサービスを利用して、介護リフト導入のメリットを体感してみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
パシフィックサプライ株式会社
モーリフトシリーズ
関連記事
NEW
介護士の負担軽減と利用者満足度向上を実現するサービス&システムを紹介!
介護職は無資格で働けなくなる?認知症介護基礎研修について解説
業務負担や人手不足を軽減しサポートしてくれる製品
人気の記事
NEWお役立ち情報
介護士の負担軽減と利用者満足度向上を実現するサービス&システムを紹介!
NEW豆知識
MS(医薬品卸販売担当者)とは?MRとの違いや仕事内容を紹介
NEW豆知識
治験コーディネーターとは?仕事内容やなる方法を解説
人気のエリアから求人を探す
介護士・ヘルパーの求人を都道府県・主要都市から探す