職種・資格情報

ホームヘルパーとは?仕事内容や必要な資格、働く魅力を解説!

「ホームヘルパーとはどのような仕事?」
「ホームヘルパーになるには?」
このように思う方もいるでしょう。ホームヘルパーは、訪問介護サービスを利用している方の自宅に訪問し、介護を行う職業です。この記事では、ホームヘルパーの仕事内容や必要な資格、働くうえでの魅力について解説しています。ホームヘルパーの給与や、やってはいけないことについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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ホームヘルパーとは

ホームヘルパーとは正式名称を「訪問介護員」といい、 介護保険法に基づき、身体介護・生活援助などの訪問介護を行う職業です。厚生労働省「職業情報サイトjobtag」によると、2020年国勢調査の結果から見て取れるホームヘルパーの人数は、約27万6,000人でした。

訪問介護事業所に勤務し、要支援・要介護認定を受けている高齢者や、障がい支援区分認定を受けている人の居宅へ訪問して介護を行います。同時に、家族へ介護の指導を行うこともホームヘルパーの仕事です。また、介護を受けることに「申し訳ない」という気持ちを持っている利用者や、「介護疲れ」を起こしている家族に対し精神的なケアも行う役目も持っています。

ホームヘルパーは「介護が必要でも、住み慣れた自宅で過ごしたい」という利用者の要望に応えられる仕事です。介護を行う家族の負担軽減にもなり、需要が高くなっています。

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ホームヘルパーの仕事内容

ホームヘルパーの仕事内容は、大きく分けて身体介護・生活援助・通院介助の3つです。利用者にどのような介護を行うかは、訪問介護事業所のケアマネジャーとサービス提供責任者が利用者や家族と相談し、決定しています。

身体介護

身体介護は、利用者の体に触れて行う介護のことです。利用者自身に関わる動作の介助が主であり、具体的には以下のとおりになっています。

  • 体位交換(寝返り介助)
  • 着替え介助
  • 入浴介助
  • トイレ介助・おむつ交換
  • 食事介助
  • 洗面介助
  • 喀痰吸引・経管栄養
  • 服薬介助 など

身体介護には、利用者の介助をするだけでなく、自立支援を促すためこれらの動作を見守ることも含まれます。また、喀痰吸引と経管栄養は「喀痰吸引等研修」を修了したホームヘルパーしか実施できません。後述する、ホームヘルパーに関連する資格を取得しただけでは実施できませんので、注意が必要です。

生活援助

生活援助は、利用者が日常生活を送るにあたって必要な援助を指し、以下のようなものが含まれます。

  • 食事の調理、配膳
  • 利用者の居室の掃除
  • 洗濯
  • 日用品の買物
  • 薬の受け取り など

ホームヘルパーは、利用者のこれらの動作を援助したり、代行したりします。

通院・外出介助

通院・外出介助は病院受診や選挙投票など、生活上必要な移動の介助を行うことです。車で目的地まで移動し、利用者の乗り降りの手伝いや付き添いを行います。多くの場合はホームヘルパー自身が車の運転を行うので、運転免許を持っている方は入職の際に有利になるでしょう。

ホームヘルパーがやってはいけないこととは?

ホームヘルパーの介護の内容は、介護保険法により定義されており、大まかにいえば「日常生活の介助」です。そのため、家族のためのサービスや、日常生活の範疇外となる援助は保険適用外の行為となるため、やってはいけません。

なお、例外として事業所によっては、そのような行為を自費サービスとしてホームヘルパーが請け負っているケースもあります。事業所がそのようなサービスを提供しているかは、入職時に確認しておくのがおすすめです。

日常生活の範疇外となる援助

ホームヘルパーの仕事として日常生活の援助がありますが、生活に最低限必要な援助でない行為は、やってはいけません。具体的にやってはいけないラインがどこなのかは、以下のとおりです。

生活援助として認められる行為
やってはいけない行為
・利用者の居室の掃除 ・大掃除、庭の手入れ
・朝・昼・晩の食事の調理 ・おせちなどの行事食の調理
・自立支援を目的とした散歩 ・ペットの世話、犬の散歩
・病院受診
・行政手続きのための外出
・法事や墓参り
・行事の同行

これらは、生活援助の延長として利用者・家族から依頼されてしまうこともあるため、注意しましょう。

利用者の援助に該当しない行為

利用者が家族と同居していても、ホームヘルパーが家族に対する行為まで援助することはできません。家族の分まで食事を作る、家族の分も一緒に洗濯をする、本人の部屋以外の掃除をするなどが該当します。

医療行為

喀痰吸引等研修を受けている職員が、喀痰吸引・経管栄養を行うことは許可されていますが、それ以外の医療行為はやってはいけません。利用者が医療的処置を受けた方がいい状態の場合、ホームヘルパーは訪問診療に依頼したり、病院へ同行したりすることは可能です。

また、爪切りや血圧測定はホームヘルパーもできますが、陥入爪や糖尿病により特別なケア・管理が必要な場合の爪切りや血糖値測定は医療行為となります。ホームヘルパーとして働く際は、どこまでが介助してよい行為なのかをしっかり確認しておくことが大切です。

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ホームヘルパーになるには資格が必要

ホームヘルパーは、利用者の体に触れる介護を行ったり、一人で対応を任せられる場面があったりと、一定以上の介護知識や技術が必要です。そのため、「介護職員初任者研修」以上の資格が必要とされています。ここでは、ホームヘルパーになるのに必要な、介護職員初任者研修以上の資格について確認しておきましょう。

なお、2013年4月に行われた介護資格制度の見直し以前であれば「旧ホームヘルパー2級」以上が条件に該当する資格です。見直し以前に資格を取得した方の場合、旧ホームヘルパー2級以上であればホームヘルパーになれます。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は名称のとおり、介護職員として働き始めた初心者向けの資格です。修了することで、利用者の体に触れる身体介護が可能になります。全130時間のカリキュラムを修了し、修了試験に合格すると資格が得られます。受講期間は通学・通信講座利用で最短1か月半程度です。
受講要件がないため、無資格からホームヘルパーを目指したいという方へおすすめの資格となっています。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格とされている介護の資格です。2013年4月の介護資格制度見直し以前は「旧ホームヘルパー1級」とされていました。取得することでサービス提供責任者の資格を得られ、介護福祉士の受験要件も一部満たせます。

カリキュラムは全450時間ですが、介護職員初任者研修の修了者であれば共通科目の130時間分が免除される仕組みです。介護福祉士実務者研修の修了試験の有無はスクールにより異なります。受講期間は介護職員初任者研修の修了者で約4か月、無資格からは6か月程度かかりますので、計画的にカリキュラムを消化することが大切です。

介護福祉士

介護福祉士は介護職のスペシャリストになれる国家資格です。公益財団法人社会福祉振興・試験センターによると、介護福祉士国家試験を受けるには、介護福祉士養成施設を修了するルートや福祉系高校を卒業するルートなどで、受験資格を得る必要があります。これらの介護系教育機関を修了していない方であれば、3年の実務経験に加えて実務者研修を修了すると受験資格の取得が可能です。

介護福祉士は介護分野の専門家として、指導者としても知識や技術を証明できる資格のため、資格取得によってさらなるキャリアアップを望めるでしょう。さらに、介護福祉士として5年以上の実務経験を積むと、ケアマネジャー(介護支援専門員)の受験資格も得られます。ホームヘルパーとして経験を積んだ後、最終的にケアマネジャーとして訪問介護のケアプランを作成したいという方は、介護福祉士を目指すとよいでしょう。

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ホームヘルパーが選べる働き方

ホームヘルパーは常勤・非常勤という働き方だけでなく、登録ヘルパーや派遣ヘルパーといった職種特有の働き方があります。どのような勤務体系になっているのか、詳しくみていきましょう。

直接雇用

直接雇用とは、勤務先の事業所に正社員やパートなどで直接雇用されることです。正社員であれば、訪問介護以外の時間は事務業務や営業活動などを任されることもあります。パートであれば、訪問介護以外の時間は帰宅してよいという事業所もあるようです。基本的に一つの事業所に属して勤務するか、同じ法人が所有している複数の事業所をまわって勤務します。

登録ヘルパー

登録ヘルパーは、勤務先にヘルパー登録を行い、利用者単位で仕事を引き受ける働き方のことです。訪問介護や訪問看護によくみられます。基本的に自宅から直接、利用者宅に訪問できるようになっている事業所が多いようです。勤務のたびに毎回事務所に立ち寄らなくてよいことや、仕事の時間帯や曜日を勤務先と相談しながら決められるといった利点があります。

派遣ヘルパー

派遣ヘルパーは派遣会社に登録し、派遣された事業所でヘルパーとして勤務する働き方です。派遣社員としての扱いは、ほかの業種とほぼ同様となっています。

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ホームヘルパーの1日の流れ

ホームヘルパーの1日の仕事はどのような流れになっているのでしょうか。一日に複数の利用者宅を訪問する場合は、日によって内容が異なりますので、下記は一例として参考にしてください。

時間
仕事内容
詳細
8:30 出勤 事務所に出勤し、訪問準備をする
9:00 訪問介護業務 起床や洗面、排泄介助を始めとし、朝食介助、昼食準備など利用者ごとに決められた介護を行う
12:00 昼食 事務所に戻るか、訪問先の近くで昼食を取る
13:00 訪問介護業務 通院・買物介助や掃除・洗濯等を行い、夕方には入浴介助や夕食調理・介助まで行うことも
16:30 介護記録記載 事務所に戻り、介護記録の作成や事務作業、ほかのスタッフへの報告・相談を行う
17:30 退勤 介護記録の記載が完了したら退勤する

勤務形態や日によっては、直行直帰できる事業所もあるようです。

また、夜間の支援を提供している「夜間対応型訪問介護」であれば、スケジュールは大きく異なります。夜間対応型訪問介護で行われているサービスと、勤務の流れは以下のとおりです。

サービス名
サービス概要
勤務の流れ
定期巡回 18時~翌朝8時頃の時間帯に、利用者宅を巡回して介護サービスを行う ・ケアプランに従い、利用者宅を巡回して排泄介助や体位変換を行う
・訪問時間や利用者の要介護度によっては、安否確認のみを行うこともある
随時対応 利用者や家族からの連絡を受け、ホームヘルパーの対応が必要な事態が発生したら随時訪問する ・基本的には事業所で当直者が待機
・利用者宅からの連絡や、オペレーターからの訪問要請が入った際は、利用者宅へ訪問し、移乗介助などを行う
オペレーション 利用者や家族からの通報内容を聞き、オペレーターが随時対応のホームヘルパーに訪問要請を出したり、緊急時には救急車を呼んだりする ・基本的には事業所で当直者が待機
・通報が入ったら内容を聞いて対応を判断し、関係各所に指示を出す
・利用者や家族からの話を聞いて解決できそうな事象であれば、解決方法を伝える

このように、ホームヘルパーは勤務時間帯や提供するサービスによって、勤務の流れが大きく異なることがわかります。

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ホームヘルパーとして働く魅力とは?

ホームヘルパーとして働くうえで、どのような魅力が得られるのでしょうか。ホームヘルパーとして働く中で得られる魅力を紹介します。

勤務時間を自由に決めやすい

前述してきたとおり、ホームヘルパーは日勤・夜勤といった勤務時間や、パート、登録ヘルパーなどの勤務形態が多種多様です。育児やWワークなどのライフスタイルに合わせて、勤務時間を自由に決めやすくなっています。フルタイムで働くことが難しくなっても、介護のスキルを活かして仕事を続けられるのは、ホームヘルパーの魅力です。

環境や状況に合ったケアが身につく

ホームヘルパーは利用者宅に訪問して介護サービスを提供するため、利用者ごとに違った環境でケアを行います。また、利用者の体調や状況も、訪問時によって違うこともあるでしょう。そのような状況で基本的には一人で対応することが求められます。そのため、環境や状況に応じて臨機応変に対応するスキルが身につくでしょう。

利用者一人ひとりに向き合ってケアできる

一度に複数の利用者の介護を行う介護施設と違い、ホームヘルパーは訪問先で利用者一人に対して介護サービスを行います。一人ひとりにじっくり向き合って介護を行える点は、ホームヘルパーの魅力といえるでしょう。利用者の特徴や性格を理解して、利用者に合った介護サービスを提供できるようになると、介護職員としてのスキルも高められます。

利用者の自宅での生活支援ができる

ホームヘルパーは、利用者宅に訪問して介護を行うため、介護施設と違って自宅における生活の支援が可能です。食事介助や入浴介助だけでなく、一緒に調理をしたり、買物や散歩に同行するなど生活に寄り添った支援を行えます。そのため、利用者や家族との信頼関係も築きやすくなり、「あなたがいてくれてよかった」と思ってもらえる機会もより多く得られるでしょう。このように、ホームヘルパーはやりがいを感じやすい仕事であるという魅力もあります。

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ホームヘルパーの給与

厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、2022年12月時点で訪問介護事業所の介護職員の平均給与は、月給の場合で常勤が31万4,130円、非常勤で21万7,100円でした。
夜勤手当や、持っている資格によっては資格手当がつくことも予測できるため、給与が上がることもあるでしょう。

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ホームヘルパーは訪問介護で利用者の日常生活を介助する

  • ホームヘルパーは訪問介護員ともいい、訪問介護を行う介護職員
  • ホームヘルパーは身体介護・生活援助・通院介助などを行っている
  • ホームヘルパーになるには、介護職員初任者研修以上の介護系資格が必須
  • ホームヘルパーには登録ヘルパーという訪問介護特有の働き方もある
  • ホームヘルパーは勤務時間が自由に決めやすく、やりがいも得やすい仕事

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