転職ガイド
職務経歴書の書き方が分からない方へ!テンプレや記載事項を紹介
a year ago
転職活動のときに必要になる職務経歴書。履歴書とは違って就職活動のときには作らなかった書類であることから、特に転職未経験の方はどのようなことを意識して書けばよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは職務経歴書がどのような書類か、また作成する際に選ぶべきテンプレート、各項目の書き方について説明をします。
職務経歴書とは
職務経歴書とは、業務経験の詳細や実績を採用担当者に伝えるための書類です。
自身が今まで経験してきた仕事の内容や経験年数、身につけたスキルなどを記載します。採用担当者は職務経歴書を読んで、応募者が自社で活躍できそうかどうかを判断します。
職務経歴書を作成する際は、A4用紙2枚程度に収めると良いでしょう。また、手書きではなくパソコンで作成することが一般的です。
職務経歴書の書き方 ~テンプレート選び~
職務経歴書には大きく分けて2つのフォーマットがあります。ここでは編年体形式と逆編年体形式について説明するので、それぞれ特徴をつかんで、ご自身に適したほうを選んでください。
編年体形式
編年体形式は、社会人歴がまだ短い方や第二新卒の方などに向いているフォーマットです。
経験した順番に職歴を上から記載していくため、今までどのように成長してきたかを順序立てて伝えやすいフォーマットとなっています。
ただし、直近の職務内容が職務経歴書の末尾になってしまうため、採用担当者に現在のスキルやキャリアを理解してもらうのに時間を取らせてしまう可能性があります。
逆編年体形式
逆編年体形式とは直近の職歴から書く形式です。転職においては新しい経験が採用担当者へのアピールポイントになる場合が多いので、最近のスキルと経験をすぐに伝えられる点がメリットといえるでしょう。
転職回数が多く経験の幅が広い方は逆編年体形式を採用すると、採用担当者に魅力がより伝わりやすいでしょう。
職務経歴書の書き方~情報整理~
職務経歴書を書く際は、情報整理が大切です。以下で大事なポイントを見ていきましょう。
経験を整理する
職務経歴書を作成する際は、最初に自身のこれまでの業務経験を棚卸ししましょう。
その中で、自身の強みになることやアピールできる経験を探します。
応募先の分析を行う
自身の経験を整理したら、それらが応募先の特徴とマッチしているかを確認しましょう。
自分がアピールしたい経験があっても、応募先の募集要項と合わなければ効果的に選考を進められない場合があります。
募集要項だけでなく企業のホームページや応募先の情報が分かる記事を読むことが大切です。企業の今後の展望なども把握したうえで、自身の経験から役立ちそうなことを書くと良いでしょう。
職務経歴書の書き方~記入~
情報の整理を終えたら、実際に記入していきましょう。
会社概要
自分が所属していた会社が株式会社か有限会社なのかなどを確認し、正式名称を記載しましょう。
また、事業内容や資本金、従業員数なども調べて正確な情報を記入します。
職務経歴
在職中にどのような職務を経験したか記載します。業務内容を詳しく書いて、自身がどのような姿勢で仕事に取り組んだか、どのようなスキルがあるかをアピールしましょう。
実績
いつの実績かが採用担当者に分かるように年度を記載します。また、成果を伝える際も、具体的にイメージしてもらえるように「◯%」「◯件」「◯位」などと数値を盛り込むことが大切です。
応募先の企業や、自身が希望するポジションへの選考に効果的な実績を書けるとよいでしょう。
役職
主任やチームリーダー、係長、課長、部長など、経験したことがある役職があれば記載します。
役職を経験した期間や、チームメンバー・部下の数、役職に就くまでの経緯や達成したことなども併せて記載しましょう。
活かせる知識・スキル
自身が持っている知識やスキルを記載しましょう。具体的には、コミュニケーション能力やロジカルシンキング能力、プレゼン力などのビジネスのスキルなどが挙げられます。実際の業務においてどのようにこれらのスキルを活かしてきたかを、セットで伝えることも大切です。
また、TOEICなどの点数や、PCの操作スキルなどを書くのも有効でしょう。
資格
取得した資格について、正式名称で記載しましょう。
職務経歴書に記載できるものがない場合は、記載漏れと誤解を与えないように「特になし」などの一言を添えておきます。
資格取得のために勉強中のものがあれば記載してもよいでしょう。
自己PR
自己PRは自分を売り込むために大切な項目です。
企業側に自分を採用するメリットを感じてもらえるように、入社後にどのようなスキルを活かして企業に貢献できるかを記載します。特に、即戦力レベルで役立つことができるポイントは、必ずアピールしましょう。
職務経歴書の作成後は必ず読み返そう
作成後は誤字・脱字がないか必ず確認しましょう。
間違いがあると、「仕事でもミスを起こしやすいのでは」と想像されたり、応募への本気度が高くないと思われたりする原因になりかねません。誤字・脱字の内容によっては経歴詐称となってしまうリスクもゼロではありません。
もし、故意に詐称した場合、収入に関係することであれば源泉徴収票などから、資格や免許であれば証明書の提出を求められたときに判明したりします。
入社後に問題が発覚し処分対象となってしまう可能性もゼロではないため、意図的でないミスによっても経歴詐称とならないよう、注意しましょう。
また、書類選考を突破したあとに、自分がどのような内容の職務経歴書を提出したかを見返すことができるように、提出前に保存しておくことが大切です。
職務経歴書に関連するQ&A
最後に職務経歴書に関するQ&Aを紹介します。
応募先に見てもらいやすい職務経歴書とは
自身の経歴やスキルが応募先とマッチしているかどうか、転職回数が多すぎないかが主に見られるポイントです。
職種によって重視されるポイントが異なりますので、アピールできるものを見極めて記載していきましょう。
長くなってしまうときはどう要約するべきか
職務経歴書ではキャリアの全体像を伝えます。ただし、全てを詳細に書く必要はなく、要点を簡潔にまとめ、ポイントとなる情報に重きを置いて記載することが大切です。
自分にとってコアとなる経歴や経験、スキルの中から応募先にマッチするものを記載しましょう。
また、応募先の企業にアピールとなるような情報、且つ、読みやすくまとめられていれば多少は長くなっても問題ありません。
職務経歴書の書き方に関するまとめ
職務経歴書の書き方について解説しました。
- 職務経歴書は業務経験やスキルを具体的に伝えることができる書類。
- 職務経歴書は自分の経歴に適したフォーマットを選んで作成する。
- 応募先のニーズとマッチする内容を意識して作成することがポイント。
転職を成功させるため、大事な点を押さえて選考に効果的な職務経歴書を作成しましょう。
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