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看護師国家試験とは?内容や日程、合格率を解説

正看護師資格7 months ago

看護師国家試験の出題形式や合格率について気になる方もいるでしょう。看護師国家試験はマークシート方式で、合格率は比較的高いとされています。

この記事では、看護師国家試験を控えている方、これから看護師資格の取得を目指そうと考えている方に向け、看護師国家試験の概要や合格率について解説します。看護師国家試験の受験資格の取得方法、試験合格後の手続きなどについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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看護師国家試験とは

看護師は、厚生労働大臣が認可する国家資格です。看護師資格を取得するためには、法律に基づいて実施される看護師国家試験を受験し、合格しなければなりません。

看護師国家試験とは実際にどのようなものか、概要をご紹介します。

看護師国家試験の試験日程

看護師国家試験の日程は、法律の規定によって定められ、厚生労働省が発表。通常は2月中旬に実施されます。合格発表の日程についても、試験日と同時に発表され、例年3月下旬です。

2023年の第112回看護師国家試験は、2022年9月1日に厚生労働省のWebサイト、官報などで日程が発表され、試験日は2023年2月12日(日)、合格発表日は2023年3月24日(金)となっていました。

看護師国家試験の試験科目

看護師国家試験の試験科目は法律によって決められており、厚生労働省の「看護師国家試験の施行」によると、次の11科目から出題されます。

  • 人体の構造と機能
  • 疾病の成り立ちと回復の促進
  • 健康支援と社会保障制度
  • 基礎看護学
  • 成人看護学
  • 老年看護学
  • 小児看護学
  • 母性看護学
  • 精神看護学
  • 在宅看護論
  • 看護の統合と実践

試験は午前と午後に分かれ、2時間40分ずつ実施されます。午前と午後では、それぞれ「必修問題」が25問、「一般問題」が65問、「状況設定問題(看護の現場に関する文章を題材とした問題)」が30問、合計240問の出題です。

いずれも解答はマークシート方式。4つの選択肢の中から正しい選択肢を一つ選ぶ「4肢択一方式」が中心です。

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看護師国家試験の合格基準

看護師国家試験の合格基準についてご紹介します。

看護師国家試験の出題は全240問、計300点満点です。配点は、「必須問題」が各1点で計50点、「一般問題」が各1点で計130点、「状況設定問題」が各2点で計120点となっています。

合格基準は、問題の種別ごとに設定されているのがポイントです。

「必須問題」の場合は50点中40点以上が合格基準になっています。すなわち、必須問題で80%以上正解できないと、不合格になるということです。

一方、「一般問題」と「状況設定問題」は、その年によって合格基準が変わる「相対基準」が用いられており、年によって合格のボーダーラインが異なります。合格基準が変わるのは、その年の看護師の需要に応じて、厚生労働省が基準を調整しているためです。

「一般問題」と「状況設定問題」の直近5年の合格基準点は、250点中152〜167点でした。合格基準は概ね60〜70%程度で推移しています。

看護師国家試験では、必須問題で80%、「一般問題」と「状況設定問題」を合わせて70%程度正解できれば、合格できるということです。

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看護師国家試験の合格率

看護師国家試験の受験者数と合格者数がどの程度なのかを踏まえ、気になる合格率をご紹介します。

直近3年の合格率は次のとおりです。

合格率 受験者数 合格者数
第110回(2021年) 90.4% 66,124人 59,769人
第111回(2022年) 91.3% 65,025人 59,344人
第112回(2023年) 90.8% 64,051人 58,152人

合格率は高水準で推移しています。看護師国家試験は、看護師として必要最低限の知識を確認するための試験なので、いわゆる難関資格といわれる資格試験とは違い、受験生をふるいにかける性質の試験ではありません。

一方で、毎年1割程度の不合格者が出ていることも事実です。そのため、十分に準備する必要があります。

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看護師国家試験の受験資格を取得する方法

看護師国家試験は、誰もが受験できるわけではありません。法律に定められた要件を満たして初めて、受験が可能になります。

看護師国家試験の受験資格を取得するための4つの方法をご紹介します。

4年制大学を卒業し看護師になる

1つ目は、4年制の総合大学を卒業し看護師になる方法です。

一般的に総合大学とは、学部や学科が多数あって、さまざまな研究を行っている大学のことです。看護学部や看護学科を設置している総合大学を卒業することで、看護師国家試験の受験資格を取得できます。

4年制大学では、4年間かけて必要な課程を履修することで、卒業と同時に看護師国家試験の受験資格が得られます。合格すれば卒業後すぐに、看護師として働くことが可能です。

4年制大学で学ぶメリットは、看護学だけではなく、一般科目を幅広く学べる点です。医療以外の分野を学ぶ学生とも交流することができ、サークル活動なども多様。キャンパスライフが充実しているのも魅力といえるでしょう。

ただし、じっくりと学ぶことができる反面、短期大学や専門学校などと比べ、看護師になるまでに時間がかかります。在学期間が長い分、学費が増す点もデメリットです。

看護大学を卒業し看護師になる

2つ目は、医療系の看護大学を卒業して看護師になる方法です。

医療系大学は、看護関連学部のほか、医学、薬学など医療関連の学部や学科があるケースが少なくありません。総合大学と同様4年制で、4年かけて必要な課程を履修すると、看護師国家試験の受験資格が得られます。国家試験に合格すれば、卒業と同時に看護師として働くことが可能です。

医療系の大学のメリットは、医療関係の職種を目指す学生と交流ができることです。また、看護大学では、看護師資格以外にも、助産師など他の資格取得を目指せるケースも多いので、可能性が広がります。

デメリットは、総合大学と同様、時間やコストがかさむ点です。

短期大学を卒業し看護師になる

3つ目は、短期大学で看護師国家試験の受験資格を取得する方法です。

看護短期大学は3年制。3年間で、看護師になるのに必要な科目を学びます。必要な課程を履修すれば、卒業と同時に看護師国家試験の受験資格と「準学士」の称号を得ることが可能です。短期大学の場合、最短3年で看護師になることができます。

短期大学のメリットは、大学で学ぶよりも1年早く看護師になれることです。在学期間が短い分、学費も少なくて済みます。

デメリットは、短期間で必要な課程を履修しなければならないので忙しいこと、他分野や他の資格の勉強をするのが難しいことです。卒業後は、大卒の看護師と比較し、給料が低く設定されやすいというデメリットもあります。

また、看護系の短期大学は減少傾向で、選択肢が限られる点もマイナスポイントです。

専門学校を卒業し看護師になる

4つ目は、専門学校から看護師になる方法です。

看護師の専門学校は、一般的に3年制。3年間で看護師になるために必要な課程を学びます。専門学校は短大や短大と比べ、実習の割合が多いのが特徴です。

すべての課程を履修すれば、看護師国家試験の受験資格が得られるのは、大学・短期大学と同じです。専門学校でも、最短3年で看護師になることができます。

専門学校のメリットは、短大と同様、短期間で看護師になれることです。その反面、忙しいのがデメリットになります。大卒と比べて給与が低くなってしまう点も、短大卒と同じです。

専門学校の最大の特徴は、学校数が多いこと。入学しやすく、選択肢が広いのが大きな魅力です。自分の住んでいる地域で看護師を目指したいと考える方にとっては、専門学校が有力な選択肢になるでしょう。

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看護師国家試験合格後に必要な手続き

最後に、看護師国家試験合格後、必要となる手続きについて説明します。

看護師の有資格者として業務を行うためには、免許申請を行い、厚生労働省が管理する有資格者の籍簿(名簿)に登録されることが必要です。申請は、試験合格後、できるだけ早く行ってください。申請をせず、登録前に業務を行うと、行政処分の対象になります。

申請書類の提出先は、住所地の保健所(一部の県は県庁)です。登録免許税9,000円が必要となります。

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看護師国家試験の内容を理解したうえで受験しよう

  • 看護師になるには、看護師国家試験を受験して合格することが必要
  • 看護師国家試験の合格率は90%前後で、難易度はそれほど高くない
  • 国家試験の受験資格は大学で4年、短大、専門学校では3年で取得できる

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